入場した道路側と反対側の出入り口までやってきました。
ゲート上の馬が可愛い
想像していたよりも広い根岸森公園内。 家族連れやレジャーシートを敷いて各々自由に過ごしている。
公園をぐるっと一周できる歩道では、地元の人達らしきが人がジョギングやウオーキングに励んでいる。 かつては競走馬が駆けていた場所を、今は人が駆けていると思うと面白い
全体図を再確認すると、今はちょうど競馬場の真ん中にいる。
よく地図を見ると、根岸競馬場の存在していたことを証明する根岸競馬場一等馬見所跡という物があるようなので、行ってみることにした。
馬の博物館から根岸競馬場一等馬見所跡まで、公園の真ん中を抜ける最短距離で行こうと思ったけど、バリケードがあり出来なかった… 結局 遊歩道沿いで向かっていったけど、その理由がこれだった。
公園と根岸競馬場一等馬見所跡の間には、米軍基地の根岸住宅地区があったのだ。
といっても日本への返還合意はされており平成27年12月にすべての居住者が既に退去しているけど、今も在日米軍憲兵が警備巡回をしているとのこと。
公園内に見えた根岸競馬場一等馬見所跡。 先ほどの画像でも既に見えていたけども…
にしても 想像よりも遥かに廃墟感がすごい、そして地元の人達は見慣れているのか普通に公園でボール遊びをしており、廃墟が日常に溶け込んでいる。 このミスマッチ感がエモい
馬見所は観客スタンドとして1930年ごろに建てられた。 地上7階建で塔の部分も含めた高さは約30メートルらしい。
近寄ると蔦に覆われており、その月日の経過を教えてくれる
建物はフェンスに囲まれて、その上に有刺鉄線まで備えられている守備力。 奥には防犯カメラも何台もあった。 隣が米軍基地だから余計に警備が厳しいのだろうか…
公園には当時の様子を教えてくれる解説版があった。 3つの塔にはそれぞれエレベーターホールが備えられていたらしい。
観客席の屋根部分は既になくなっているのが、画像からもわかる。
1942年(昭和17)に競馬場としての役割を終えてからは激動の歴史を見守っている。
ぐるっと回って、もっと近寄れるかなと思ったけど… 当然のようにフェンスで囲まれていた。
奥にはアメリカ星条旗が今も掲げられていた。
かつては横浜のランドマーク的な存在であったろう根岸競馬場(横浜競馬場)
そして今も横浜のシンボル的存在 ランドマークタワーを同時に見る事が出来た。
栄子衰退 使い方は違うかも知れないけど、そんな文字が頭の中に浮かんだ。
気が付けばがっつり見学してしまった。
本当に美しい廃墟であった。 内部が気になるので、何か情報がないかとネットで検索したら、個人で不法侵入しているのを得意気に記事にしている人もいたけど、犯罪ですのでやめましょう。
こうして眺めて、歴史を学ぶきっかけになるだけでも十分に楽しめます。