長崎県対馬には興味深い建築物がいくつかあります。以前 このブログでも取り扱った事のある「椎根の石屋根倉庫」もそうですが、他にも見たいと思っていた木坂の藻小屋にも行ってきた個人的な備忘録です。
目的の木坂の藻小屋は木坂御前浜園地というキャンプも出来る芝広場に隣接しているようなので、そこを目的地として向かう。 さすがに木坂の藻小屋ではナビ検索でも出てこなかったため。
にしても長閑な道で実に気持ちが良い。
目的地である木坂御前浜園地に到着。
いくらキャンプが出来るとはいえ訪問したのが11月だったので、さすがにキャンプしている人は誰もいない…。 でも整備された駐車場には大型バスもおり、公園内では団体旅行客の姿もあった。
公園内には見所を紹介してくれる解説版、綺麗なトイレもあった。
とりあえず 海を目指して歩いてみると木坂の藻小屋が見えてきた。
そもそも木坂の藻小屋とは?
海岸に流れついた藻などを集め・干して麦の肥料にする為に貯めておいた納屋で、船を使わないシーズンオフには小屋に収納していたことから別名「船屋」とも呼ばれていたそうです。
ヤクマの塔と呼ばれる石を積み上げた塔が、複数あったけども画像を誤って削除してしまった…気になる人がもしいれば検索して欲しい。
にしても対馬に限らず島あるあるだと思うけど、外国からの漂流ゴミが目立ってしまう。
かつて藻小屋は対馬のあちこちで見られたらしいけども、現在はここ木坂の藻小屋にある8棟だけ。 藻小屋も側面は当時のままだけども、屋根部分は復元したものらしいです。
扉も無く中が覗けるので少し入ってみた
ちょっと意外だったけどもテーブルとベンチが設置してあった。 特に解説も無いので観光用というよりも地元の方が利用するためかな?
別の藻小屋も覗いてみた。
漁で使うだろう道具が保管されていた。 ここは風が強いので藻小屋は有効的に活用されているようだ。 にしても積み上げられた石を内部から見ると実にしっかりとして美しい。
木坂の藻小屋は人を選ぶスポットかもしれないけども、個人的には静かに過ごせて訪れて良かったと思えるスポットだった。