当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
都道府県別B級珍スポ

長野・群馬  ネットでよく見たあの県境ネタは絶景! 霧もあって別世界な毛無峠

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています
当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています
都道府県別B級珍スポ

長野県上高井郡高山村と群馬県吾妻郡嬬恋村を跨ぐ峠である毛無峠。
  そこにはネットスラングで有名にもなった県境の「グンマー」。 その元ネタの景色が広がっています。

また毛無峠には、日本最大級の硫黄鉱山跡もあるということで、今でもその遺構の一部も見る事が出来るようだ。

草津温泉・万座温泉まで来たのならば、是非とも行ってみたいと思い、毛無峠を訪ねてきた個人的な備忘録となります。

万座温泉から毛無峠を目指して進む。
  道は舗装されているので安心して進める。

しかし毛無峠は甘くないようで、道幅の狭い未舗装の道路に切り替わる。
  同時に一気に霧が濃くなって恐怖が増す。  本当に道があるのか?とも思える中で対向車が来なかったのが幸いだ

後半になると崖側のガードレールがなくなった。 霧で崖下が見えないので恐怖が増す。 ※撮影は駐車場より

ようやく駐車場らしき場所に到着。 先にも道が続いているけども霧が濃すぎて進んでいいのかわからない。

霧がすごくてよく前が見えないが、ここは間違えなくあのネットでよく見た「例の場所」だ!
  元ネタ場所は実在するんだと変な種類の感動をしてしまった 笑 

ネットでは「秘境グンマー」とか「未開の地グンマー」の元ネタとして有名場所だ。

視界の感覚がおかしくなるように霧が濃くなったり、はれたりを繰り返す。
  ここ毛無峠は常に風も強いので、ラジコングライダーの聖地としても有名な場所。 自分が到着した時には既に多くのラジコングライダー好きの兄貴たちが集い、風のタイミングを計っていた。 

この先に道も続いているようで実に気になる。かつてあった小串硫黄鉱山まで続いてるけども立入禁止とあるので我慢我慢…地滑りの危険性が高いようだ。

中には探求心が抑えられない人達や、墜落してしまったラジコングライダーを探すために入る人達もいるとかいないとか。 

  登山することなく、車で来れる場所だけども既に標高は1823メートル

遭難多発区域 と書かれた板になんか見慣れた赤い物…

 これはバイクに取り付けるボックスの鍵では!?
 腐食具合から前だと思うけど、こんな場所でバイクの鍵が遭難するとは…持ち主はさぞ大変だっただろうな。

山の方から風にのったおばちゃん達の笑い声がこだましてくる
  毛無峠は破風岳、御飯岳、土鍋山登山の拠点になっており、ハイキングとして楽しんでいるようだ。   

来るときは気づかなかったけども、駐車場に戻って霧の中にある鉄塔に気付く。
   もうワクワクがとまらない非日常の別世界

鉄塔に魅かれるように近づいてみる。 足元はボロボロの砂利なので注意しながら目指す。
  ちんたらしてる間にも景色は目まぐるしく変化。

この鉄塔は、硫黄鉱山として稼働していた当時、採掘した硫黄を長野県側に運搬するために使用していた索道がそのまま残ったものだそうです。

幻想的な索道鉄塔を眺めている間にも、まさに秒単位で景色は変わっていく。 
 テレビ撮影などで使われる場所らしいけど納得だよ。

雲が稜線に沿うようになってきたことで、ようやく駐車場の一部が見えてきた。 見ての通りトイレなどないので注意。 ※奥にももう一カ所駐車場あります。

景色も綺麗だ

画面右側につづら折りになっている道が先ほどの「グンマ―」の場所。
 その道を目で辿っていくと小串硫黄鉱山跡の一部が見えますね。 画像だと岩が邪魔やけど(;’∀’)

毛無峠の由来は、毛(木)が無い峠といわれてます。そんな環境化でも力強く根付く植物は興味深い

硫黄鉱山の最盛期には、どんな雰囲気で索道鉄塔も稼働していたのだろうか?
  今は廃虚になった鉄塔を見ながら考え出すと、なんかエモい。

画像は吾妻鉱山を描いたよう

かつてあった小串硫黄鉱山。 日本で二番目の大きさを誇る硫黄鉱山で、最盛期には工夫とその家族たち約2100名の人が暮らしたという。

1937年11月11日15時ごろ。 大規模な山津波がおき、鉱山事務所・精錬所と鉱山関係だけじゃなく、小学校・住宅など巻き込まれ死者245名という大災害が発生。
しかし、その後も操業は再開され、1971年に閉山するまで硫黄採掘&精練は続いたようだ。

現在の日本では天然硫黄の採掘は行われていないけども、かつてここに人が暮らし、日本の産業を支えてていた跡があると思うと、いつかは小串硫黄鉱山跡に行ってみたいと思ってしまう。