長野県茅野市にある有限会社・丸井伊藤商店発酵パーク
丸井発酵パークは、発酵文化、発酵の体験、発酵食品を楽しめる蔵一体型の複合施設と紹介されてますね。 それだけでも興味深いのですが、なんと焼味噌好きの貧乏神様いるという貧乏神様神社があるようだ。
そんな貧乏神に対しての参拝方法も独特で叩いて、蹴って、豆を投げつけるとアクティブな方法。 そんな経験が出来るなら是非とも行ってみたいと訪ねてきた。 これは誰のためにもならない個人的なブログです。

旧甲州街道沿いからは、店頭前の大きな木桶が目立ちますね。

一歩足を踏み入れると気になる商品がずらり。信州味噌・漬け物・甘酒などの発酵商品を扱っている直売所
でも味噌なんかは実際に食してから決めたいよな~と思っていると…

吟醸味噌を使った味噌汁が振る舞われていました。 秒で願いが叶った!
バスで団体さんも来るようだけども、訪問時はいなかったのでゆったりと試飲?試食。うますぎる

上を見上げても趣が合っていいですね。 昭和初期に建立された建物を諏訪湖周辺より移築された繭蔵らしく、不思議なほど癒される

売場の先にも施設は続いており、販売所のスッタフの方からも「どうぞ 先に自由に見学してからお買い物でも大丈夫ですよ~」と声を掛けていただいた。 こうゆう一言があるとありがたいですよね。 んじゃ早速見学開始!

この急な階段も気になる… 当然見学コース外なので上れる訳もなく断念w
個人なら伝統的な味噌造りの体験も出来るみたい。 興味あったけど時間の都合上断念

本当にココまで自由に入っていいのか?と思ってしまう。奥のは回転圧力釜らしい。
まるでバイトの面接で見学させてもらっているような気持になってくるw

味噌の製造工程の説明を読んでいる時点で、独特な香りがあたりを包み込んでいる。

すぐに隣にある天然蔵。 驚くことにこちらも自由に見学してよいらしい。

中は木樽がお洒落にライトアップ。木樽の中では混合された味噌が静かに熟成していく。

さらに奥へと進みとあらわれるのは御柱博物館
御柱祭とは長野県諏訪地方で寅と申の年に行われる式年祭。

御柱が展示されており諏訪観光の気分を高めてくれますね。 イスがたくさん並べられており、その先には祭りの映像を映すだろうテレビがあったけど電源はオフ。 節電も心掛けているようで素晴らしい。

御柱博物館を通り抜け、見学コース一番奥の部屋にはお目当ての貧乏神神社。
まずなんで貧乏神なの?と思うけど、『焼味噌好きの貧乏神様がついに当店の味噌蔵にご降臨』とあった。

貧乏神(窮鬼)は、お願いではなく、叩いて蹴飛ばして追い出すという「鬼は外、福は内」の発想と説明があった。こんな時代だからこそ、かわいそうだと異を唱えるお花畑の人もいそうだ。

豆代として100円を納めてから備付けの貧棒で御神木を3回叩く。そのときに「貧乏神飛んでけー」と言うとさらにプラス。

最後に樽の中の貧乏神に向かって豆を1回投げつける。
にしても「怖いかあちゃん」「酒のみとおちゃん」とかワードセンスがよい。

一通りの手順後に気付いたよ…
豆を投げつけたあと、無意識に手を合わせてしまったかも…まあいいかw。

次はこちらのおかめ神社にて参拝。こちらはこちらで少し変わった作法として、最後におかめ様の顔をなでるみたいですね。みんな触れているからか、おかめ様の顔色が…

にしても部屋に入った時から上部にある障子が気になる… 元々あるものが経年で穴があいてしまったのか、演出なのか…。

貧乏神については桃鉄ぐらいでしか知らなかったけども、貧乏神について調べると味噌と関連していると改めて知りました。
貧乏神神社だけじゃなく、御柱博物館・味噌醸造室・直売所・そしてカフェも設けられている丸井発酵パーク。
これらがまるっと無料で楽しませてもらえるとのは随分と気前が良いところ。※カフェや品物代は有料でっせ。 購入した味噌も美味しかったので、また再訪したい。