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長野 戦争遺跡・日本最大級規模の大本営地下壕 松代大本営地下壕

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日本最大規模の地下壕:長野県長野市にある松代大本営地下壕。1944年(昭和19年)太平洋戦争末期に海から遠く岩盤が固い長野県松代に巨大な地下壕を建設し、政府の中枢機能を移転する試みた地下壕。

現在は地下壕の一部が無料で公開されているというので、これは松代大本営地下壕(象山地下壕)を訪ねてきたという、誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

こんな場所に巨大な地下壕があるとは思えない平穏な場所。
道幅に余裕もなく地下壕には専用駐車場はないけども、徒歩圏内の場所には無料(代官町)の駐車場もあるので安心。

地下壕はここだけじゃなく、主に象山、皆神山、舞鶴山の3箇所に掘られ、その延長は約10kmにも及ぶ大規模地下壕。対して見学できるコースは約500m見学する前は短いと思っていたけど… いざ見学すると500mって長い!と思えた。

1995年8月に建てられた朝鮮人労働者の追悼碑
松代大本営地下壕の建設には従事した朝鮮人労働者は約6~7千名ともいわれているそうです。※資料も残っておらず詳細は不明らしい。

入壕するときに必要なヘルメットも無料で貸してくれます。 最初、ひっくり返しているヘルメットを見たとき、ちゃんと戻さない人もいるんだなと思ったけど、これはスタッフの方が清掃してから戻すためらしい。

見学できるのは午前9時から午後4時まで。 しかし入壕できるのは午後3時30分までとなるので注意。
自分は25分ぐらいの到着となりギリギリだった(;’∀’) ※最新情報はご自身でご確認ください。

自身で門扉を開け、いざ入壕!
ひんやりとした空気が全身に纏い緊張感が少し増す。

今まで複数個所の地下壕を訪れたことがあるけども圧倒的に整備されている内部。 特に照明設備がすごい。手持ちライトが無くても見学は出来る。

当時の状態をできる限りキープしている地下壕内。 なので場所により天盤が低かったり、崩れやすい個所などは画像のような対策が取られている。

照明はあるけど…奥まで見えない。

これ何と書かれているのだろうか…? 出口の出?

碁盤状になっている地下壕内。 見学者がコースを間違えないようにと金網が張られ対策がとられている。

労働者として多くの日本や朝鮮の人々が強制的に動員されたともいわれている (さまざまな見解あり)

どこの地下壕でも入壕して思うけど、自分が、こんな場所で従事していたら肉体はもちろんのこと、精神が先におかしくなるのは間違えない。

この規模の地下壕を約1年半の突貫工事で75%ほど完成させている。未完なのは終戦を迎えたため。

見学していてすれ違ったのはアジア系の外国人グループだった。 決してアクセスの良い場所とはいえない松代大本営地下壕に来るぐらいだから、偶然ではなく目的をもって訪ねてきたんだろうな。

 誤侵入の対策もあり迷うことは無いけども、出入り口は一か所なので戻る必要がある。

緊急時の電話の存在を知らせる案内表示。 
暗闇の地下壕内では、まるでセーブポイントのような安心感を与えてくれる。

壕内の東西・水平を測量したさいに使われたという測点跡。杭が刺さっていた。

他にも電気配線跡として碍子をつけるための木片なども刺さったままだった。 こうゆう物は案内板がないところでも複数あった。

岩につきささったままの削岩ロッド跡。 画像にはないけど、抜けなくなったまま放置された削岩用ロッドもあり、いかに岩盤が強固なのかがわかる。 

これだけの距離の地下壕なので、掘った石屑などはトロッコ乗せ屋外へ。

 屋外に出した石屑なども放置すると上空からバレてしまうという理由から、山道や谷間などに散乱したり、近所の子供たちも含め草木で隠すという作業をしていたという証言もあるそうだ。

戻るときの画像です。 壕内の湿度で靄が発生しており先が見えない…。
営業時間が迫っているため他に誰もおらず、万が一にでも閉じ込められたら大変と少し急いで地上に戻る。

地下壕の横にある「もうひとつの歴史館・松代」 ※有料&内部は撮影禁止
閉館ギリギリになってしまったので駆け足で内部を見させていただきました。スタッフの方は丁寧。どうせ見学するなら、こちらの駐車を利用させてもらえば良かったと後悔w

松代象山地下壕で使われた道具などの展示(レプリカ含)の他に、多くの朝鮮人労働者の証言などがありました。 しかし当時の書類などは残っていないこともあり、強制労働や慰安婦の問題は不明な点がまだまだ多いが、労働で亡くなった方や慰安所があったのは紛れもない事実。

こちらにあった見学者が感想を書き残せるノートにあった文章。
 「わたしは在日朝鮮人です。 日本人でも親切な人はいるけども、やはり日本人は憎むべき存在です」という綺麗な日本語で書かれた文章が衝撃すぎた。