一つ目小僧といえば、妖怪の中でも有名ランキング上位な存在。
そんなゲゲゲの鬼太郎や民話の世界でしか馴染みのない「一つ目小僧」の地蔵が神奈川県座間市にあると知りました。
「一つ目小僧地蔵」について少し調べてみると…
昭和7(1932)年に墓堀当番が土葬用の穴を掘っていると、眼窩が一つしかない頭蓋骨が出てきました。
警察にもよって本物と鑑定されたことにより 「一つ目小僧の骨が出た」と噂は広がる。 骨も座間市内の寺に埋葬されるものの、何度も別のお寺に改葬され行方不明に… といった経緯があるようだ。
また、見つかった一目小僧は単眼症だったのでは? という話もあるそうです。
実は自分は多趾症(生まれつき足の指の数が異なる)だったのです。※手術で除去済
足の指だから普段はバレなかったけども、プールの授業は地獄でしたね。周りから気持ち悪いと言われたもんです。 担任からも
自分は足の指だったので、その程度でしたけども「目」となると…。
これは、そんな「一つ目小僧地蔵」を是非ともお参りしたいと、訪ねてきた個人的な備忘録となります。

相鉄本線さがみ野駅を降り、とぼとぼと歩いて目的地へと向かう。
道中頻繁にものすごい爆音がするので、空を見上げると米軍機が近い距離で飛んでいる。 性能の低いスマホカメラですら車輪を捉えられるくらい米軍基地が近い。

約30分ほど歩くと急阪が現れた。
舗装はされているものの、どことなく歴史を感じる坂。 設置してあった地名標識には三屋の坂とあり「坂の上にある家の通称”三屋”に由来」とあった。

坂を超える。 現在でも”三屋”があるのか判断は出来ないけども、住宅に囲まれるように墓地が現れた。

そんな中にある一つ目小僧地蔵
事前にGoogle ストリートビューで調べていた時には無かった、忠告という看板が出ていた。
一つ目小僧地蔵という珍しさから、勝手に心霊スポットなどと謳う連中も多いようだ。 YouTubeの中には夜中に訪問して騒いでいる連中すらいる。 こんだけ住宅と近ければ迷惑極まりないよね…だから警告看板が設置されたのでしょう。 自分も手短にお参りさせてもらう。

最初に見つかったと言われている場所。卒塔婆にはハッキリと一つ目小僧とあるのがわかる。

供養のためと祀られた地蔵。 静かにお参りをさせてもらう。
自然と涙が出てきてしまった…。

地蔵の目は二つ。全文は読めないながらも一目小僧と彫られているのがわかる。ネット情報だけども全文は「一ツ目小僧地蔵菩薩」とあるらしい。
出没した一つ目の頭骨の頭蓋骨は行方不明のままであり、今では真偽も不明。 だけども今でも「一つ目小僧地蔵」として、しっかりと管理され供養されているのは事実。