鳥取県八頭郡八頭町にはバイク好きなら反応してしまう駅がある。 それは若桜鉄道若桜線の「隼駅」です。
バイクが好きな人ならスズキ・GSX1300Rハヤブサという名を聞けば知っている人も多いと思うけど、そんな人気車種と駅名が同じという隼駅。
自分もバイクが好きで、以前は下手ながら峠やサーキット場で楽しんだもんです。 今は身体に麻痺があるのでバイクは乗れないけどバイク全般は今でも好きだ。
一時期は刀(GSX1100)とこれまた漢字一文字バイクにも乗っていたことがあるので、勝手に親しみを感じていた念願の隼駅を訪ねてきた個人的な備忘録となります。
木像平屋で、どこかノスタルジックな駅舎。 それもそのはず昭和4(1929)年の建築。
駅に隼のポスターが飾られているのは興奮してしまう。
現在は無人駅となっているけど、駅構内は大事に保守されており綺麗な状態で当時の雰囲気を伝えてくれる。
たくさんのオーナーズクラブのステッカーが額に入れられ、誇らしげに飾られている。
中には鉄道系Youtuberのステッカーもあった。 皆に愛される隼駅
隼ラッピング列車と隼が並走している様子の写真が何枚も飾られている。
バイクに乗っている頃は白バイが苦手だったけどw こうして隼と共に走る姿はカッコイイ。
駅事務室部分では隼駅グッズをはじめとする鉄道グッズ、スズキ公認のハヤブサグッズ「聖地巡礼之証」が扱われているようだ。
しかし 訪れた時は誰もおらず購入も見学も出来なかった… まじで残念( ;∀;)
しかし訪問したという思い出の他に何か欲しいという欲望も、この隼駅の記念スタンプが満たしてくれる。
そんな中でも個人的に”ツボ”だったのがセルフ撮影用のスタンド。
バーハンドル&アクティブなグリップを使っているのがイイね(・∀・)!!
駅ホームからの景色は長閑だ。
バイクに微塵も興味を持たない同伴者も気に入ってくれた。
駅は単式1面1線だけども、よく見ればかつて旅客・貨物の終着駅だった為なのか、もう1線レールが敷かれていたような跡もある。
かなりレトロな荷物測量計。
ちゃんと今でも稼働するような貴重な品が無造作にも置かれている。
隼駅を探索している間にも、続々とライダーが訪れてくる。
隼乗りはもちろん、バイク乗りだったら気になる駅ですよね。 ツーリングで立ち寄るにはネタ的にも最適。
残念ながら閉まっていた隼駅鉄道展示館。
開館日は月に1度ぐらいと難易度が高い
詳しいことはわからないけども、ネット情報だと「ライダーハウス」として利用を考えていたらしい。
前に北海道 国鉄相生線北見相生駅跡でも車両のライダーハウスを見た事あるのを思い出した。
もし利用出来れば良いけど、使う側のモラルも考えると難しい。
駅前のお店には初期型の隼が展示されるようにあった。
過去に知り合いの隼に乗った事がある。 それまでは直線番長のようなイメージだったけど、実際に乗車すると見た目の重さを感じさせない、ひらひらと切り返しできるハンドリングが楽しかった。
2008年(平成20年)には国の登録有形文化財に登録されている聖地「隼駅」
とゆうよりも歴史ある若桜鉄道には他にも文化財が多くあるのも魅力だ。
バイク雑誌の企画により、毎年スズキ・GSX1300Rハヤブサのオーナーを中心に全国から「隼駅に集まろう」を合言葉に集結しているようだ。
2023年第13回隼駅まつりでは2.300台2.600人も集まったらしく、そんな魅力ある「隼駅」