青森県はつがる市にあるJR五能線木造駅、この駅舎がえらい事になっていると偶然手に取った鉄道雑誌で知り。 青森に行く機会が出来たので電車じゃなく、レンタカーで行ってきました。
土偶に制圧された駅に見えてしまう
今回 この木造駅を目的地として少し迷いながらも到着、駅が目的地なので道は単純なのだが古いカーナビが装着されたレンタカー 畑道を通れなど指示をだされ駅反対側に案内されてしまい、迂回するなどして戸惑ってしまった。
やっと木造駅の正面通りに出たとき、駅までまだまだ距離があるのに、この異様な光景にテンションあがりまくり。
この土偶 ただデカいだけじゃなく、実は目が光るらしいですよ。 電車の発着を知らせる意味で目が7色LEDライトが光るらしいです。
これは後から知った事ですが駅員さんに頼むと光らせてくれるとか、くれないと。 ※今はコロナ禍なので状況が変わってるかもしれません。
そもそも なんで土偶なの?
木造駅がある”つがる市”には有名な亀ヶ岡石器時代遺跡があり、そこから出土したのは木造駅のシンボルにもなっている『遮光器土偶』となります。 出土時に左足部分がなかったのも再現されております。
右足部分は屋根を貫通して、しっかりと大地に立ってる!
この遮光器土偶 って 幼い頃に見たドラえもんの映画で敵役で出てたからだったから、そのイメージから今でも悪役に見えてしまう…
駅だから内部も見てみた
こんな外観やけど駅は駅、地元高校生が次の電車を待っていました。 あたりまえだけど、この駅の外観にも慣れてるんだよね… それが不思議な事に思ってしまった。
駅内部にはお土産屋さんらしき販売スペースもあり、駅内部は広くないけど清潔感溢れる場所
駅横の公園”縄文公園” 亀ヶ岡石器時代遺跡 に合わせた雰囲気です。 最初 公衆トイレだとわからず、展示品でもあるかと思ったよ。
遮光器土偶の愛称は「しゃこちゃん」というらしく、それに対してつがる市のマスコットは「つがーるちゃん」
何だか特産品の総結集やね。
かつての『ふるさと創生事業』で1億円の使い道を検討した結果。 国鉄分割民営化のタイミングと亀ヶ岡遺跡から遮光器土偶の出土というタイミング、町のシンボルを考えた結果、駅に巨大土偶となったようです。 結局 およそ2億1200万円とだいぶオーバー、けどもその努力もあり令和3年7月「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録決定されました。