中央高速道の建設中に発見された釈迦堂遺跡群
過去にも何度か土偶を見学しにいったけども、ここ釈迦堂遺跡博物館では展示方法もさることながら土偶の多さと美しさに圧倒されてきたので、その訪問記録となります。
山梨県笛吹市にある釈迦堂遺跡博物館
先に述べた通り中央自動車建設中に発見された経由もあってか、中央高速道の「釈迦堂PA」に車を駐車し、専用階段で歩いて博物館に訪れる事が出来ます。
中央高速道の「釈迦堂PA」 上下線ともに歩いて博物館に来ることが出来るのは珍しい。
にしても 甲府盆地が美しく感じる。 この場所で、かつて旧石器時代にも人が住んでいたと思うと感慨深い。
土器って こんなに芸術的で美しいの!?
早速 入場して一階フロアーから見学開始だけど…驚いた。
自分の土器に対する見方、考えが一気に変わるぐらい衝撃的なほど細かい技術に驚いた。
水煙文土器(国指定重要文化財)であり、縄文時代中期の土器
写真と現物では受ける印象がまったく違う。 是非 直接見て欲しい土器のひとつ
縄文時代といっても、弥生時代まで約1万年も続いた時代。 そんだけ長ければ土器も変化していく
2階の常設展 展示が素晴らしい
釈迦堂遺跡では1,116個もの土偶が出土しており、これは全国の7%程度を占める数らしい
出土した土偶のほとんどを展示しているというから迫力もすごい
土偶にも表情が豊かです。 作成した人はどんな思いを込めて作成したのしょうかね?
にしても右側は怒ってるのかな?
ほとんどの土偶は壊れた状態ではなく、意図的に壊れた状態で出土するものがほとんどらしく
意図的にバラバラにされ違う場所から出土するもんだから、これらを接合するのは至難すぎる。
命の再生、女性を象った意味があるという話もどこかで聞きました。
当時はどんな食生活だったのかという展示もあり、想像を掻き立ててくれる。
こんな土器の展示は初めてだ
この照明が美しさを演出してますよね~ 貴重な土器を間近で見れるのはすごい
ひとつひとつをじっくり見たくなるので時間がたりない
土器を真上からも覗くなんて事も出来ちゃう。
トイレの表示を見ても、女性用トイレは土偶仕様で面白い
土偶の役割って思っていたよりも、何役もあって奥が深いし その造形美から見てるだけでも楽しい場所でした。