神奈川県横浜市中区にある横浜スタジアム。いわずとしれた横浜DeNAベイスターズのホームスタジアム。横浜市民の自分だけども、自分が野球観戦で最後に訪れたのは大洋ホエールズの時が最後w
そんな横浜スタジアムがある横浜公園には、1859(安政6)年に設けられた港崎遊郭があったそうだ。
今は何も残っていないように思われるけども、遊郭があった頃 もっとも豪華といわれていた遊女屋・岩亀楼の石灯籠があると知り、訪ねてきたという個人的な備忘録となります。
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照明塔の形が逆三角形で横浜の『Y』を表しているというのは、わりと有名みたい。
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横浜スタジアム周辺はビルが多いけども、公園(横浜公園)の一角にある一際緑豊かな場所。
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そんな公園内に現れる日本庭園『彼我庭園』
かれわれていえん? と読むのかと思ったけど、正しくは「ひがていえん」と読むらしい。
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これは横浜中華街方面にあった地図ですけども、横浜スタジアムと彼我庭園の距離がいかに近いかがわかると思います。
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庭園内には池もあり目を奪われるけども…
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その手前にあるのが、お目当ての岩亀楼の石灯籠
画像ではわかりづらいけども「岩亀楼」の文字が確認できる。
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しっかりと読める状態の解説が用意されています。
港崎遊郭には妓楼が15軒・茶屋が27軒ほどあり。約300人ほどの遊女が暮らす繁華な町だったようだ。
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けど1866(慶応2)年の大火で焼失してしまい、跡地は明治9年(1876)に日本最古の洋式公園が誕生 ※のちに横浜公園に改称。
遊郭そのものは近くに移転と火災を繰り返し廃業。 ただ歴史を知らなくても、現在も異質な歓楽街が近くにあるとご存知の殿方は多いだろう。
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横浜公園まで来て、石灯籠を見るだけで帰るのは何かもったいない…
という気分になっていると”蹲踞と水琴窟”という何やら気になるものを発見。
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柄杓で水を指定の場所にかけ、それを自分で竹筒を持ち移動して聞くという流れ。
水が地下へ排水される時に発生する金属音のような甲高い音。 それをこんな人が多いスポットで楽しめると思うと面白かった。
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電車で横浜スタジアムを訪れると、庭園の存在そのものに気付かない人も多いと思う。
ましてや、かつて港崎遊郭があったなんて知らない人も多いだろう。
遊郭の中でも特に華やかだった遊女がいる店「岩亀楼」の石灯篭を見てきたわけだけども、近くに「岩亀楼」の遊女の供養が行われている「岩亀稲荷」があるというので、そちらも訪ねてみました。ただそれはまた別の機会にでも