東京都新宿区四谷にある四谷消防署。 ここには都内で受験される消防設備士を受験するため願書をもらいにやってきました。 そんな消防署がある建物には消防博物館 東京消防庁消防防災資料センターが併設されているのです。
なんでも江戸から現代までの消防の歴史に触れながら 防火・防災を学べる消防博物館!とテーマに1992(平成4)年に開館した施設。
嬉しいことに入場料は無料ということで、消防博物館を訪ねてきたという、誰のためにもならない個人的な備忘録となります。
東京メトロ「 四谷三丁目駅」2番出入口から徒歩０分という距離にあるので、雨の日も傘不要で来れる好立地にある消防博物館 。
この消防博物館 が入るビルは10階建て(※全ての階を見学できる訳じゃありません。)。にしても入ってすぐに消防ヘリがあるとは期待が高まる
入館料は無料。まずは受付で入館証を借りる。
日曜日に訪問したので館内は圧倒的なほど小さな子供を連れた家族連れだらけ… う～ん１人で来てる自分は浮いてる？ｗ 撮影は自由だけど気を付けなれば…
いただいたパンフレットには上階から順に見学していくのがおススメとあったけど、気になる地下から見て行く自分。
１階から地下１階が吹き抜けとなっており、木製梯子の消防車を見下ろす事もできる。 日常では決して見る事の出来ないアングルなので気分が高まり、これだけでも来て良かったと思える。
小さい子供たちはテンションが高まっており、親たちも嬉しそうに撮影会をしている。
無料だから… と思って来たけども、大正から平成に活躍した消防自動車7台が展示されており見応え充分。
画像の車両はアメリカから輸入された【スタッツ消防ポンプ車】 関東大震災の翌年から導入されたと紹介されており、消防の歴史も学べる。
館内にはベビーカー置き場もあるけど、あちこちに誰もいない放置されたベビーカーも多数。
なんらかの事情があるのかもしれんけど、通路のど真ん中にもあるので注意やね。
館内５階には屋外に出れる場所がある。そこでは実際の消防ヘリが展示されてるだけじゃなく、操縦席にも座れる。
訪問日は天気も良く+日曜日。 当然順番待ちが発生しており、家族連れに並ぶ勇気もない自分は遠巻きに見るだけに留めた。 機会があれば無料だし、また来よう…
同じ建物とは思えないほど、一気に人が少なくなった組織的な消防の歴史を伝えてくれるコーナー。
中には絵巻き・写真等もあるので照明も少し抑え目でなんかイイ。
消防の歴史をジオラマでも学べる
延焼を防ぐために家を壊す「破壊消防」
色んな組の纏がずらりと並んでいるのは見ごたえあった。外国人観光客もチラホラ居たけどたぶん喜んでいた。
実際に自分が火事に遭遇したら守れるのだろうか？と考えてしまった。
横網町公園に避難していた約3万8千人が焼死という信じられない出来事が起きた。
避難者の布団や家財道具などに次々と火が燃え移ったのが原因とも言われており、 関東大震災の死者の３割ぐらいを占める被害が一カ所の公園だけ起きた。
今回はダラダラと見学しているけども、無料で行ってくれる解説付きのガイドツアーもあるようだ。
館内放送で呼びかけていたので興味あったけど、時間の都合で断念。
ジオラマで消火活動の様子も再現してくれている。ラッパにて指揮を伝え組織的な動きで消火活動。
一際目立っていたのが『馬牽き蒸気ポンプ』
2本の消火器を搭載した初期の消防バイク。ベースはCB350
さきほど地下一階にあったベンツ・メッツ梯子自動車も見応えあった。けど現存しているのか不明やけど、このハーレーダビッドソンポンプ二輪車の実機も見てみたかったな。
消防制服マニアがいれば大喜び。まるで戦隊シリーズみたい
今ではいたるところに設置されている火災を知らせる火災報知器。 その歴史も紹介されており、大正9(1920)年に初めて街頭に設置され、その開通式の様子の写真が興味ぶかかった。
興味があれば、どなたでも火災報知器に関する資格を取ることができますよｗ
マスクのデザインも気になるけど(特に左) 、それ以上に直立不動の姿勢が気になる。
消防の歴史を伝えてくれるコーナーでは家族連れは少なかったけども、体験型が多いフロアーでは小さい子供をちゅに接しながら学んでいる。 とても自分が輪に入っていくような感じではないなと退散。
とはいいつつも防火防災に関するミニクイズがあったので挑戦。
結果は画面の通りで、全問正解できて気分が良いまんま見学証を返却し退館。 いや～実に見応えがある施設でしたね。 アクセスも良くて