長野県安曇野市穂高にある有名観光地:大王わさび農場
北アルプスの澄んだ空気と豊富な湧水に抱かれた、日本最大級のわさび農場を無料で見学できるという施設。
辛い物がまるまる苦手な自分だけども、わさびは好んで使っているので是非とも足を運んでみたいと思っていたスポット。 そして隣接する「大王わさび農場百年記念館」で「わさび」を学びたいと思い訪ねてきたいという、このブログは誰のためにもならない個人的な備忘録です。

2015年の開拓100周年を記念した「大王わさび農場百年記念館」
広い無料駐車場&園内には大勢の観光客がいたけども、16時過ぎだったこともあり見学中の間は誰も来なかった。

扉も締められているので閉館中かなと思ったけども、無人ながら照明も点いて見学は大丈夫そうだ。

今でこそ大勢が押し寄せている大王わさび農場だけども、もともとは雑草の生い茂る原野。
それを約20年という歳月をかけて完成した歴史がある。

大王わさび農場の歴史だけじゃなく、わさび全般に関する情報や知識を紹介する資料などが多々展示。訪問時は可動していなかったけどもビデオシアターもあった。

まるで安居酒屋のお通し品にも見えるのは「わさびの種」の標本 ※画像左


しかし 解説を見れば見る程おもしろい。
わさびの日本での歴史は平安時代には認知されていることや、ペリーもわさびを食べていたこと。 そして一番面白いと得た知識は、わさびは生き残るためにからくなったということ。 しかし通常の環境だと自身の辛み成分によって自家中毒を起こしてしまうらしい。

外国人にも人気スポットだけあって英語での案内も充実

東京ドーム11個分のわさび農場に北アルプスの雪解け水がわさび田に引かれる。
先ほど学んだ「わさびの自家中毒」を防ぐために、根のまわりの辛み成分を水で流し続ける環境が必要なようだ。

暑い時期の育成には日除けなどの対策が必要らしく、全体が黒シートに覆われていた。

広大な敷地全体に60万株ものわさびが栽培。そのほんの一部がチラリでも見えたからヨシとしよう。

レストラン・軽食・お土産屋も充実している園内。
生わさびを購入予定だったけども、閉館時間も迫っていることもあり適度なサイズは売切れで巨大な生わさびしか残っていない。消費出来る気もしないので断念。 それと長野に行くと「おやき」は条件反射で買ってしまう。

大王ソフトクリームわさび味 トッピングは生わさび。まるで罰ゲームみたいやけど、擦りたての生わさびは辛くないとクチコミが多くあったので挑戦したけど…自分には辛すぎw 結局半分以上残してしまった

3連水車小屋の近くでは外国人を含む多くの人が撮影会。 なんでも黒澤明監督の映画「夢」のエピソードのひとつに出てきた場所みたいだ。 映画を見た事がなくても訪れる価値がある美しい場所やね。

他にも神社や開運洞などもあるけども、個人的にはここが一番興味深い場所やった。 終