神奈川県横浜市栄区田谷町の定泉寺には、田谷の洞窟(たやのゆがどう)とも呼ばれる手掘りで彫り進められた洞窟があります。
鎌倉時代初期から江戸時代にかけて作られた全長1kmの人口洞窟内には、たくさんの仏像や壁画が彫られており、田谷の洞窟は定泉寺というお寺内にあり修禅道場なのです。
そんな厳かな場所を訪れてきた個人的な備忘録となります。
大船駅にいると常に大船観音様からの視線を感じる。
そんな大船駅から逃げるようにバスに乗るのだが、バス乗り場が少し離れているので焦った。
やはり知る人ぞ知る有名スポット
入洞なんて言葉初めて聞いたかも
想像以上に楽しめた場所。
洞窟内はひんやりとした空間で、先ほど境内入口ですれ違った参拝者のみだったので、洞窟内は貸し切りとなった。
洞窟内は撮影禁止なので画像はありませんが、ローソクの火を消さないようにゆっくり歩きながら見た、壁や天井に彫られた仏様・梵字・龍の彫刻は実に見事でした。
内部では立体交差している箇所もあるようで多少なりと屈んで歩く場所があったり、金剛水が湧き出ている箇所があったりと、まるでダンジョン探索しているような気分にもなった。
途中 静寂に包まれた洞内では寂しい雰囲気に近いものがあった。
出口付近で外の日差しが見えた時は、内心安堵している自分もいた。
↑に比べると冒険気分は薄れるかなと思いながら訪れましたが、バスでちょっと移動しただけであんな厳かな雰囲気に触れられる貴重な場所。
それに足場は整備されているので、途中階段が少しあるものの歩きやすいです。 極端な話し ローソクが無くても洞窟内は人感センサーが多く設置されているので、十分なほどに明るいです。
ただ「ローソクは佛様へのお灯明です」と説明あるのでローソクは必要そう。
洞窟内の無数のノミ跡を見たり、当時はあんな奥深い所でローソクだけで修行をしていたと思うと、頭が下がる思い。 貴重な体験をさせてもらいました。