青森県むつ市に、日本三大霊場でもある有名な恐山もあります
一度は行ってみたいけど…『恐山』という名前からして、何か怖そうな雰囲気と躊躇。
自分は霊的な物を見たこともないし、感じないけど…なのに想像だけでも怖そうなものを感じてしまう。 恐山について調べてみると、恐山境内には温泉が4か所もあり、内一か所が混浴と知り行ってみることにしました。
三途川を渡り、恐山菩提寺へ
恐山の山道を走っていると、外の空気が”硫黄臭”に一気に変わる。
道が開けたと思ったら…あの三途川が登場。 車で普通に走っていたら気付かないかも(;’∀’)
現在、人が通れないように手前も奥側も柵がされており渡れない。
入山料500円を支払い、境内へ
恐山に初めて入山しました。 もっとおどろしい雰囲気かと思ったけども… 実際は開放的な空気で(硫黄臭は相変わらずだけど) 気持ちが良いです。
ここでトイレを借りたけども、休憩所スペースに本物のイタコさんもいてちょっと感動。ちょうど依頼者もおらず、暇そうにしてスマホを弄ってるのが印象的だった。
駐車場には人が多かったけども…境内に入ると参拝コースはいくつもあるので、人はまばら気味に。
石が積まれた「賽の河原」 あの世の風景…とまで思わないけど、背筋が伸びる思い。
恐山は標高800m以上の活火山。 あちこちからも熱蒸気を感じる、お賽銭らしき小銭も火山性ガスにより変色してる…
美しい湖の宇曽利山湖。 まるで極楽のように白い砂浜も広がってるけども…
湖は弱酸性なので、生き物のほとんど住めない環境らしい。
温泉は男性用・女性用・時間入れ替え・混浴とわかれる
参拝コースを一通り見学して、目当ての温泉に行くことにします。
境内の中に4つの湯小屋があり、「古滝の湯」「冷抜の湯」「薬師の湯」「花染の湯」がある。
温泉に入るには入山料の500円を支払えば無料で誰でも入浴可能。 なので予めタオルなどは持参した方が良いかなと
上画像は男性用の湯小屋ですが、参道脇の目立つ所にあるので 恐山に温泉があると知らない人達や興味本位で容赦なく扉を開けられ覗かれますw
内部には脱衣所と湯の間には仕切りもないし、硫黄成分が強い温泉なので入浴中は窓を開け換気してないと危険なので、窓が開いてますが…やはり窓からも容赦なく覗かれます。
女性用の湯小屋は、参道から少し離れていました。
混浴の湯小屋へのルート
本当は先程の男性用湯小屋で温泉に浸かろうと思ったけども… あれだけ覗かれるのは、いくらおじさんの自分でもいい気分はしない。 もちろん見る方もだろうけど笑
なので人が少ないと言われている混浴用湯小屋を目指すことに
予め下調べしたつもりだったけども…湯小屋を探すのは本当に苦労しました(;’∀’)
この関係者以外お断りのような所を通り抜けて
宿坊の裏手 駐車場を通り抜けて、画像の奥まで行きます。
本当にあるのか?といい加減歩き疲れるし、不安になりながら…角を曲がると
本当にあった!
参道からは離れて、宿坊の裏にひっそりとありました! にしてもこのぽつーんとした雰囲気いいですね。
参道を外れてからは誰一人参拝客とは会ってません。
さあ 誰もいない内に混浴入浴だ!
混浴湯小屋から奥の景色は、改めて非日常感
あちこちから湯が溢れてる、これを見ただけでも湯の花がすごい。
ここだけじゃなく、あちこちに溝があるので注意
さあ いよいよ到着。 ここまで来て”混浴温泉”に緊張してきた 笑
まず 全神経を耳に集中して中の様子を探り、どうやら誰もいないようだ。
丁寧にノックをして扉を開けると…
やっぱり誰もいませんでした。 簡素な脱衣所。
貴重品など気になる方は持って来ない方が良いかもね。
入浴後に気付いた注意書き
その中に『イオウの成分が眼に影響することもあるので、浴槽のお湯で顔を洗わないでください。』という文字を顔をかるく洗った後に気付きましたよ…
洗い場も無い湯小屋。 にしても湯の花がすごかった。
湯は3箇所に区切られており、自分は一番手前につかりましたが、温度はちょうど良かった。
後から知ったけども奥の方がより熱いらしい。
さあ 嬉し恥ずかし初めての混浴風呂。 誰も居ない中での入浴となり、入浴後脱衣所でちんたらと床に座りながら靴下を履いていると… 中年男性が1人入って来ました。 正直 こんな隠れた湯小屋に誰もこないと思っていたので驚いた。 思わず男性にこの場所の存在を知っていたのかと尋ねたら、『スッタフの人にここが空いていると教えられた』ということでした。 どこのスッタフ?だろうと思ったけども、聞けず仕舞いw
恐山という場所で温泉に入れたことは間違えなく一生の思い出になったと思います。 ちなみに恐山には宿坊もあるので、そこで温泉に入るという方法もあるようですよ。 終