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大分 異世界観が素晴らしすぎた沈堕の滝・沈堕発電所跡

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大分県豊後大野市にある沈堕の滝

2007年には国の登録記念物にもなっている沈堕の滝。その近くにある明治時代の旧沈堕発電所の遺構も見たくて訪ねてきました。 原尻の滝を見た後なので2連続での滝を見学となりましたw。 しかし滝は随分と異なるので良かったです。このブログは誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

沈堕の滝&沈堕発電所跡の最寄り駐車場も兼ねている「ちんだの滝ふれあい公園」
訪問時は駐車場側は工事中

 事前に情報を調べていると道が極端に狭いという情報があり心配だったけども、工事車両のハイエースも頻繁に出入り出来てるので、極端な心配は要らない道幅と感じた

男女別の公衆トイレも完備されてる公園。 他には発電所で使っていた機回転子などもあった。

学の無い自分でも知っている水墨画好きの雪舟
600年ほど前の1476年に沈堕の滝を訪れ「鎮田瀑図」を描いた。「沈堕」ではなく「鎮田」だったのね。

解説してくるボタン故障中やった

なんで名称が変わったのか気になり調べると、岡藩滝落しの刑場跡というワードに辿り着いた。
なるほど、そんな闇歴史があったからこそ沈堕の滝のサジェストに心霊が出てくるのね…。滝から突き落として泳いで助かれば無罪とする恐ろしい刑場。  「沈堕」という字が怖くなってくる…

ここ(公園)まで来れば沈堕の滝・沈堕発電所跡はもうすぐそこ。

珍田発電所跡までには遊歩道が整備されており、入口には鳥居

 まずは杵築神社にてご挨拶。
その途中あった小さな祠。 置かれている石材も遺構関連なのか気になる… 。

車を停めた場所には東屋みたいな展望台もあるので、足が不自由な方や忙しい人でも上からでも滝や遺構は眺められますね。

遊歩道途中にあったキノコ。Googleレンズで調べても何種類か出てきて詳細不明。

少し下っていくと見えるこの絶景! 沈堕の滝と眼下に見えるは沈堕発電所跡
RPGゲームの世界に入り込んだようだ。

明治時代の石壁だけが今も残っていることに感動。

堕堕発電所は1909年(明治42年)に、今はなき豊後電気鉄道によって建設されました。

発電した電力で大分市の電灯、電力に使われたほか大分ー別府間の豊後電気鉄道など使用されるなど、大分県の近代化に一役買ったそうです。

1923年(大正12年)には3km下流に,新しい発電所が建設されたので役目を終えました。

大野川本流にある「雄滝」と大野川の支流である平井川にある「雌滝」が上手におさまってる写真。ぽつんと座り込んでいる男性が良い味だしてて好き。

階段を下りことで沈堕発電所跡に近づける。ワクワクが止まらない

普通なら立入禁止になってそうな遺構だけども、注意してねってレベルで入っても良いみたい。

人工物が朽ちていくのと反比例して植物が支配していく様子はエモい。 画像では伝わらないけども、滝の轟音がBGMになっているのも素晴らしい。

せっかくセンチメンタルな気分に浸りそうだったのに… なぜ犯罪行為に名と日付を残していくのだろうか?

蔦が絡まる窓枠跡

大分県豊後大野市にある“東洋のナイアガラ”と称される「原尻の滝」は観光客が多かったけども、こちらはタイミング良く貸切状態。

足元を見ると鉄筋のような物が一部飛び出てて危ない危ない。転んだ先にコレがあったらと想像してゾッとした。

石造の沈堕発電所という近代化遺産の中に1人で居られる多幸感。

天井は木材だったので残っていない廃虚は、まるで異世界のような光景だよ。 

発電所遺構越しの滝。 轟音が最高すぎだろ

放水口の滝

150年ほど前には沈堕の滝は現在より240mほど下流にあったそうで、滝は崩落の都度上流に移動。雪舟さんが見た光景じゃないのね…

「この先、絶景あります」 って、こんなの気になって行くしかないやんw 

200mぐらいの遊歩道を進むにつれ瀑声がより大きくなる。

辿り着いた滝見台から見る沈堕の滝。  取水用に堤防なので2段になっているのがよくわかる。

地質の関係で崩落を繰り返していたけども、1996年に九州電力が滝壺付近の岩盤などの補強工事を行い、現在の姿を保てるようになったらしいです。

そして過去の話ではなくて工事の関係で現在は沈堕の滝 落水が停止してみたいです(2024年10月21日~2025年5月31日)