認知度が高く、多くの人に愛されている不思議な生き物・タツノオトシゴ。
とは行っても水族館ぐらいでしか見た事のないタツノオトシゴだけども、南九州市頴娃町郡には日本で唯一のタツノオトシゴ観光養殖所があるそうだ。
見た目も不思議だけども、メスがオスの育児嚢という袋で卵を預け、オスが卵をかえし出産するという珍しいタツノオトシゴ
2024年は辰年でもあるので訪問者が増えているそうだけども、そんなタツノオトシゴハウスを2023年に訪ねてきた個人的な備忘録となります。
番所鼻自然公園の数カ所ある駐車場から歩いて行く必要があるタツノオトシゴハウス。
そんなタツノオトシゴハウスも番所鼻公園内にある。
海沿いの道はフラットに整備され歩きやすい。
なによりも途中にある手作り感あふれる案内板が可愛らしい。
数分で到着したタツノオトシゴハウス。
もともとは海辺のレストランだったけど、日本で唯一のタツノオトシゴ観光養殖所として2010年にオープン
屋外のタッチプールでは海の生き物と直接触れ合える場も設けられていた。
パステルカラーのタツノオトシゴ絵馬が可愛い。
階段をあがり2階から店内に入ると どこを見渡してもタツノオトシゴ一色の世界。
最高かよ! とテンションが上がってしまう。
見上げると巨大なタツノオトシゴ。
タツノオトシゴは英語でseahorseというけど、確かに馬にも見えてくる
さあ見学をしようと思っていると、観光バスで来た団体30~40人も入店してきたので館内はカオス状態に(;’∀’)
なので落ち着くまで店内で販売されている飲み物をいただき、海を眺めながら落ち着くのを待つw。
カフェスペース近くには、まだ生まれたてのタツノオトシゴを見る事もできた。
タツノオトシゴといっても様々な種類がいるようで、全長2センチ程度から30センチを超えるような種類もいるようだ。
予想通り団体客は時間制限があるのでバっと来てバっと去っていた。
自分も休憩出来たので見学再開
タツノオトシゴは尾を藻などの物に巻きつけて体を支えているのがよくわかる。
にしても想像以上よりもちょこまかと動き回るのが可愛らしい。
館内のどこを見ても生きているタツノオトシゴを見れる。
水族館とはケタ違いの常時200匹以上を展示しているので人も分散し、じっくりと見る事ができる。
魚の種類は豊富だけども、立って泳ぐ背びれのない魚はタツノオトシゴだけ。
そんなオンリーワンも愛される理由かもしれない
タツノオトシゴの骨格標本も展示されてるけど、なによりもサイバーパンクの雰囲気がたまらん。
お土産売り場も充実。
これだけの内容を無料で見学出来たけど、生き物を維持していくには大変なので微力ながら協力をと思いタツノオトシゴハウスが発行している冊子数冊を購入(´∀`)
生態系や繁殖・種類・食事方法などが記載されており、寝る前とかに読むと実に面白い。
タツノオトシゴハウスの見学を終え、少し戻って番所鼻自然公園入口へ。
観光地あるあるの幸せの鐘。 こちらにもタツノオトシゴがいた
数十万年前の火山活動によって岩礁が丸く囲んでできた天然の丸い池のようになった「海の池」
ぐるっと一周しようかと思ったけど、途中から想像以上に波が高くなってきたので引き返す。
自然界のタツノオトシゴは、乱獲や生息地でもある海中林が減少している影響で絶滅危惧種に。
なので見学させてもらったタツノオトシゴハウスでは養殖にも力を入れ活動している。
ここ番所鼻自然公園は、あの伊能忠敬が「天下の絶景なり」と賞賛した地だ。
こうして見える絶景だけじゃなく、見えない海底の絶景も維持していくことも大切だねと感じた。
にしても自分が鹿児島県にいる間は、一度たりとも桜島も開聞岳の全体をちゃんと見れなかった。笑