広島県広島市中区にある被爆建物でもある平和記念公園レストハウス。
また2016年に原爆ドームの近くに出来たおりづるタワーも訪ねてきた個人的な備忘録となります。
広島平和記念公園のすぐ横に建つ「おりづるタワー」
今でも色々と賛否両論があり場所でもあるらしいけど、1階は無料で入れる物産館・カフェとなっている。
おりづるタワーの屋上展望台
自分が展望台から見たかったのは原子爆弾投下の目標になったという相生橋
というのも橋は珍しいT字型になっており、市電も走っているのは驚いた。
開放感溢れるウッドデッキの展望スペース
強気の入館料なので人もまばらだ。 これはこれで静かで良いのかもしれないと思った。
ガラス張りの床から自分で折ったおりづるを投函できる。
積み重なっていく折り鶴の様子はビル外観からでも確認出来るらしいです。 自分は見忘れました
おりづるの投入は別途課金で100円。※訪問時
折り鶴なんて折ったことない自分でも、タブレットで折り方を丁寧に教えてくれます。
まあ~結局 不器用な自分は折る事は出来なくて、同伴者に一からやってもらいました。 笑
平和記念公園レストハウスの地下を訪ねる
平和記念公園内にある案内板。フォントがオドオドしいのが気になった。
2020年7月にリニューアルオープンした平和記念公園レストハウス
広島平和記念資料館からも近く、1階の物販コーナーは多くの観光客で賑わってた。
この建物は1929(昭和4)年、大正屋呉服店として完成。
その後の戦争が激化していく中で大正屋呉服店は閉鎖し、1944(昭和19)年に広島県燃料配給統制組合が建物を取得し「燃料会館」と呼ばれるようになった。
2階はカフェスペースになっており、奥には原爆の被害を受けた「被爆ピアノ」
3階の展示室
爆心地(赤)・原爆ドーム(画像右側)・そして現在の平和記念公園レストハウス(黄色)
この建物の地下にいた野村英三さんは、爆心地に一番近かった生存者と言われているそうです。
その地下室は現在でも無料で見学が出来ます。
階段途中から天井裏部分を見るとコンクリートが黒く煤けた跡がある。
これも原子爆弾による火災の痕跡らしい。
建物全体がすごく綺麗だから忘れそうになってしまうけど、ここも被爆建物であることを思い出す。
地下1階の展示
さっきまで多くの観光客がいたのに急に誰もいなくなった。 正直 ちょっと怖さも感じてしまった
1945年8月6日 原子爆弾の影響により、建物コンクリートの屋根は大破し、内部も大炎上。
地下室にいた野村英三さんをのぞいて全員が犠牲に。
原爆投下当日の野村英三さんの行動記録も地下にもありました。
地下室に必要な物を取り行ってもらおうと事務さんに頼もうと思ったけども、なんか忙しそうだからと思い自分で地下室に行ったタイミングで原子爆弾が投下。色んな条件が重なり負傷しながらも生還できたそうだ。
地下室は2018(平成30)年に建物の安全上必要な補修はされているが、柱・梁・天井及び床は改修前の状態のまま保存。
今回は広島県に来たのだからと、数多く残る戦争遺跡・被爆建物の一部ながら巡ってみました。
決して過去から学んだことを忘れてはいけない! けども人は忘れてしまう生き物。
だからこそ繰り返し学んでいくことが大切。