当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
都道府県別B級珍スポ

長崎 軍艦島だけじゃない! 九州最後の炭鉱島に上陸して探索しよう 池島

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています
当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています
都道府県別B級珍スポ

長崎の市内まで訪れたなら多くの人が一度は聞いた事がある、『軍艦島』とも呼ばれる端島にも興味を抱くと思う。     軍艦島は2015年に世界遺産にも登録された事によって、さらに訪れる人が多くなった。

また『軍艦島』を訪れるには指定されたツアーを利用するしかないようだし、上陸し見学出来る部分も保全とアスベスト等の関係でごくごく一部のようだ。

ならば他に炭鉱島のような場所はないのか!? 
と探してみると…ありました。


  そこは2001(平成13)年に閉山されたという九州でも最後の炭鉱島『池島』です 軍艦島(端島)の閉山が1974(昭和49)年と考えると、本当に最近にも思える。

そんな池島には炭鉱遺跡関連廃墟も多く見られ、今もなお住んでいる人々が居ると聞き長崎県長崎市の池島を訪ねてきた個人的な備忘録となります。

スポンサーリンク

九州最後の炭鉱の島 池島を目指そう

当然だが池島は島なので行く手段は船のみ。
自分は最短距離と時間の都合があった神浦こうのうらから向かうことに。 車も海側に駐車する事ができた。嬉しい無料。

にしても長崎市の市章って、五芒星にも見えてかっこいい。 

参照:長崎市HPより
外形は草書の「長」をデザインし、鶴の港を象徴して折り鶴の形を星状に配しています。
中の5つの市の字は、安政年間に開港した5港の一つであることを表わしています。

チケットを購入してから船まで時間があったので、道路向かい側にあるイートインコーナーもあるお洒落なパン屋さんで時間調整。

チケット購入時 係の方から『船はすぐに離岸するので遅れないようにしてくださいね』と言われていたけども、本当に着離岸が素早かった。 

平日の午後 中途半端な時間だったためか、ほぼ貸し切り状態。 
島民らしき人達も一緒に乗船したはずだけども、すぐ降りられるような位置にいた。 

出航する前からも薄っすらと見えている『池島』
 これはこれで軍艦島にも見えなくもないと思ってしまった。

フェリーだと約30分あるので、その間に港でいただいた池島ウオークマップでルート確認。

池島の周囲は約4キロほどなので1時間ぐらいで探索する事が可能! なんて他個人サイトには案内があったけども、実際に訪れてみて標高60-80メートルの箇所もあるので、個人的にはもっと時間に余裕は設けた方が良いと思う。

そうこうしている内に池島港と白いアパート群が見えてきた

いよいよ上陸 バスに乗って池島奥へ移動

現在の池島の人口は約100人ほどで、島民の多くは港付近に住まわれているよう。
見えているアパートには空き室も多いようらしい。
 ※画像の池島港は帰る時に撮影

 池島内を走るコミュニティバスとの接続もぴったりなので、トイレは予め船内で済ましておいた方がよいかも。
バスの他にもレンタサイクルという方法もあるけど、時間の都合上バスを選択。

島内バスは1人100円で乗車できると知っていたので、予め100円玉は用意。


車内に降車ボタンもあったけども、バスに乗る時点で運転手さんから「終点まででいいの?」と聞かれていたので押す機会はなかった。2022訪問時の値段&日・祝運休

さすがは小回りの利くハイエース(コミュニティバス)、細い道もグングンと進む。 
途中何カ所もバス停を過ぎていくけども、途中から乗っていくる人はいなかった。 

終点「神社下」まで乗っていたのは、自分と同伴者の2人だけ。

バスはすぐに折り返すかと思ったけども、運転手さんは休憩小屋へと移動した。 
ここで時間調整をしているようだ。

バスで来る途中にも炭鉱住宅跡を目撃したけども…
 終点でバスを降りて1秒で8階建てのアパート群を見上げられる。改めて池島の炭鉱住宅跡に来たんだなと感動すら覚える。

廃墟となった池島で見所でもある8階建てのアパート群。 
池島の炭鉱が最も盛んな時には、島の人口は7,776人にも増え多くのアパートが建てられた。

先程の画像裏側に周ってきた。
建物丸ごとがツタに覆われており時間の経過を感じる。建物がたくさんあるのに、まったく人の気配を感じず不思議。

これが都内だったらすぐに落書きとかDQNのたまり場になりそう。

アパートは8階建てだけどもエレベーターなんてありません。 
そこでされた工夫は地形の高低差を活かして、4階・5階部分に廊下と通路橋を設けなどして、わざわざ1階から階段を上がる必要がによう工夫されてます。

軍艦島「端島」ほどの人口密度じゃないにしても、ここ池島でも限られた用地を最大限活かそうとした姿が今も炭鉱関連遺産として残っていた。

今は立入禁止だけども、再全盛期はどんな賑わいがあったのだろうか…

島の西側にある第二立坑。
8階建アパートからもすぐにある場所。坑道総延長距離約90kmの巨大な海底炭鉱へと続く出入口でもある立坑「エレベーター」へと続く道。

頭上の看板には「御安全に」とある

看板反対側、つまり仕事を終えて戻ってきて見る方には薄っすらだけども「御苦労さん」とある。
当時の作業員たちもコレを見て、地上に戻ってきた喜びを味わったのだろうか

採掘現場方面をみつめ、安全を願う目的で建立されたという「女神像」は立ち入り禁止の先にあるようで見れなかった…

 もし見たいのなら、池島炭鉱体験ツアーに参加するしかないようだ。

島にある長崎市立池島小中学校。 炭鉱全盛期には生徒数は1.200人を超えていたが、現在は数人だという…

学校の前には島あるあるで、唯一の信号機が設置されている

今ままでありがとう。唯一の食堂「かあちゃんの店」

次に目指したのは池島にある唯一の食堂「かあちゃんの店」
長年池島の胃袋を支えてきたけども、2023年3月で閉店されたようだ

島民よりも猫の方が多いなんていう表現もあるほど、猫が本当に多い

カメラを向けた瞬間 一斉にそっぽを向かれてしまった 笑

お店の横にも猫ちゃんたち。 他の観光客たちもココで初めて目撃出来て何か安心した。
  中で食事もしたかったけども、日帰りで帰りの乗船時間も気になってきたので水だけ購入。