神奈川県横浜市には、日本初と言われているものが色々ありますが、今回訪問した馬の博物館のテーマでもある『馬』。 洋式競馬も1860年代に横浜の元町にて洋式競馬が開催されたのが日本初らしい。
そんな馬とも縁ある場所ここでは、馬と人に関わる幅広いテーマを設け、紹介してくれる場所。
普段 まったく競馬などしない自分が訪れてきた備忘録です。
JRAの運営する馬の博物館
駅などからは離れているので徒歩で来るのは厳しいと思うが、近くに大きな駐車場もあるし、バスならば施設目の前まで来ることが出来る。
ソーシャルディスタンスは馬一頭分。 約2メートルってことかな。
ついでに興味で世界各国のソーシャルディスタンス(推奨距離)を調べたら、日本・韓国・スイスなどは2メートルだったけど、アメリカは1.8メートル。 ドイツ1.5メートル。 フランス・イタリアは1メートルとバラバラであった。
ここしか買えなそうな物が多いミュージアムショップ
館内に入り、入場料金は大人100円・小・中・高校生30円と大変リーズナブル。
まず最初にミュージアムショップ。 入退場口が同じなのであとから購入する事も出来ますが、ちょっと見てみると…
馬の博物館オリジナル トートバック、クリアファイル、オリジナルポストカードなどなど手広い。 あとは馬に関する書物なども置いてあり。 純粋に馬好きな人には堪らないラインナップだと思う。
ちょっと欲しいと思ったけども、ぼっちの自分には使用する機会は無さそうだ。
※ミュージアムショップだけの利用ならば入館料は不要
まさにこの場所に根岸競馬場があった!
もともと居留外国人の娯楽として始まった根岸競馬場は、やがて日本人も加わった社交場として賑わい、その後各地に設立された競馬場のモデルとなりました。
東京都の上野公園近くにある不忍池。 実はここにも競馬場があったのだ。
上野不忍池競馬は1884年(明治17年)から1892年(明治25年)までと非常に莫大な維持費の影響で短命だったらしい。 競馬場というとギャンブルのイメージが強いけども、当時は馬券などは発売されず紳士淑女の社交場だった。
歴史が苦手な人でも知っているだろう、あの伊藤博文や西郷隆盛の弟・西郷従道も、根岸競馬場に競走馬を所有している馬主だったらしい。
今は根岸森林公園として開放されているけども、その場所を中心として、かつては根岸競馬場があった。
そういわれると競馬場のようにも見えてくるから不思議だ。
1886年(慶応2)に完成した根岸競馬場も1942年(昭和17)に幕をおろすまでの76年間競馬が開催されていたらしい。
競馬場閉鎖後は海軍省に接収され、敗戦後は連合軍・アメリカが使用。昭和44年に競馬場敷地の一部が返還され、のちに根岸森林公園などが建設。
馬と人の歴史
別の展示室に移動すると、先ほどまでの根岸競馬場の歴史編ではなく、馬と人の交わりを絵画、版画で紹介してくれる。
伝統的家屋である曲り家も再現されており、今はコロナ禍のため近寄る事は出来なかったけども、馬だけじゃなく、当時の生活用品のひとつひとつが丁寧に再現されており、近くで見れないのが残念だった…
また違う展示室に移動すると馬の生態について詳しい解説があります。
丁寧に見学していったら1時間では足りませんね。
馬の祖先は約5500万年前、恐竜が滅んだ後の新生代に登場しました。
馬の祖先となるヒラコテリウム。 なんかコンパクトサイズで可愛らしい
体験コーナーも充実やけど…
見るだけじゃなく、体験コーナーも豊富です。
これなら子供だけじゃなく、大人も益々楽しめるってもんですよ。 実際に自分が訪問している時も若いカップルが何組も訪問していましたね。 馬の博物館のすぐ裏は根岸森林公園があって、まったり出来ますからね。
色々と体験出来る充実したコーナー。
ただ 今は新型コロナ感染拡大防止のためロープ規制中。 近寄ることも許されなかった…残念。
併設されてるポニーセンター
併設されているポニーセンターでは放牧や乗馬の様子を見ることも可能らしいけど、この日は見学出来ない日だった。週末には引き馬や馬に餌をあげる体験なども出来るようだ。
ちなみにポニーというのは種類を表すのではなく、成場になっても体高(背の高さ)が147cm以下の馬の総称とのことらしい。