北海道道東を訪問にあたり、行きたいと思っていたスポットマッカウス洞窟(羅臼町共栄町)ここでは国内最大級のヒカリゴケ自生地として有名で訪問したかったけども、口コミなどを見ていると岩盤崩落の危険性から立入禁止らしい… それでも道東で見たいと調べていくと羅臼町郷土資料館では入館料無料のうえ、ヒカリゴケが展示されてるというので行ってきた備忘録です。
かもめの鳴き声がすごかった羅臼町郷土資料館
利用時間ぎりぎりになってしまい外観写真を撮り忘れてしまった。
建物は、廃校となってしまった小中学校の校舎を活用。 にしても海から近いためかカモメの鳴き声がすごかった。
閉館時間15分前に到着もスタッフの方は、嫌な顔ひとつせず受け入れてくれた事に感謝。
校舎内では用意してもらった、スリッパに履き替えます。
入ってすぐに目当てのヒカリゴケの展示。
実際の洞窟で見たら、さぞ凄そうだ…
機会があれば是非とも自然環境化でも見てみたい。
ヒカリゴケは、ヒカリゴケ科・ヒカリゴケ属に属する、1科1属1種の、小さく原始的なコケ植物です。(中略)
ヒカリゴケは自身が発光するのではなく、洞窟内のわずかな光に対して、レンズ状の細胞からなる原糸体という部分から、きみどり色の反射光を出すことによって淡く輝きます。ヒカリゴケという名前もこの現象からついたものです。長野県の岩村田では、明治43年(1910年)に、当時の中学生が「光る土」として学校へ届けたことがきっかけで、日本で初めてのヒカリゴケ発見の地となりました。
環境省ホームページ ヒカリゴケ(一部中略) https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/zukan?_action=rn095
元小中学校の校舎も見学
自分もよく学校でがぶ飲みしていた蛇口。 でも同級生が直で飲んでいるのを見てからがぶ飲みを控えだした。笑
学校の雰囲気が残る建物なので、館内を歩いているだけでも何だか懐かしい気持ちのようにもなる。
廃校舎といっても建物内は整備もされており綺麗。 廃校時期を調べたら平成21年度とやはり最近だった。
道内の公立小中学校では、少子化の影響により近年廃校になるケースが多いようで、その数は10年間で約435校が廃校。 廃校後の建物活用として北海道教育委員会も頑張っているようだ。
展示品はオホーツク文化から生活展示まで幅広い
この地図には遺跡が発見された場所を示しているのですが、この多さには驚いた。
冬などは厳しいであろう環境化でも、これだけ出土品が出てくるとは人の生命力の強さを感じた。
5世紀から12世紀にかけ、オホーツク海沿岸で独自の文化を持ったホーツク文化。海での暮らしに特化した海洋民族でもあり、アイヌ文化にも大きな影響をあたえたらしい。
関東に住む自分だと、北海道=アイヌ文化のイメージが強いけども、アイヌ文化よりも古いオホーツク文化には知らなかった。 無知な自分が恥ずかしい
春になると、ニシンの大群が産卵のために沿岸に押し寄せる
以前はニシン漁でも栄えたんだね~程度で見学したけど、あとで自分で調べてみて驚いた。幻の魚となりつつある「ニシン」が産卵場所を変えて、いま石狩湾側で徐々に漁獲量が増えているらしい。
知床の動植物たち
世界遺産知床で暮らす動物たちの剥製。
正直 ヒカリゴケ目当てだったので、こんなにたくさんの剥製があるとは思わず驚いた…とゆうよりもビビった。 特にヒグマやシカ。
剥製と分かっていても近づきたくないですw
こんだけ展示品も多く、知床の動植物・オホーツク文化も学べるのに、無料で見学させてもらえる羅臼町郷土資料館。
ここ羅臼町郷土資料館の目玉品だと思っていた、ヒカリゴケを館内最短距離の出入口正面に設置するなど、ひっぱる気も無い素晴らしい展示方法です。
今回 自分が閉館15分前だったので足早で見学してしまったけども、次回があれば丁寧に見学していきたい。