北海道(道東)に行く機会があれば、立ち寄ってみたいと思っていた場所がありました。 それは鉄道好きな方なら超有名なJR釧網本線北浜駅です。
また ここは無人駅ながら駅舎に喫茶店があるので、営業時間内に目指して行ってきた備忘録です。
控えめに言って最高でした。
大正生まれの木造の駅舎・北浜駅
オホーツク海にもっとも近い駅なので、ホームから眺める事が出来ます。 流氷の時期になれば日本でも珍しい駅ホームから流氷が見える駅に。
駅舎横には展望台も用意されてますが、後ほど行ってみることに
鉄道好きな人なら一度は訪れたいと思っている駅で有名らしいです。
自分も待合室の雰囲気と軽食&喫茶がいただける「停車場」が目当てでの訪問
名刺・乗車券だらけの待合室
引き戸を開け、待合室に入ると異様な雰囲気に驚きます。
四方の壁はもちろん、どうやって貼ったのか天井までにビッシリと訪問した人たちの名刺・乗車券
これは国鉄時代から北浜駅に訪れた旅人が記念に残していくのが風習になっているようです。 脚立持参で天井に貼ったのでしょうか?
待合室にはトイレも完備されてます。
さすがにトイレ内部には名刺などは貼られて無かった。
にしても貼られている名刺などが面白い。 有名な鉄道系Youtuber達などを見つける事が出来た。 貼られている名刺の中に中国語の名刺も多いと思ったら、どうやら中国の映画で北浜駅が取り上げられて、一部の中国人が訪問する駅になったらしい。
時刻表を見ると日中の本数が極端に少ない。
古い特急の乗車券もあるので、詳しい人は楽しいかも。
待合室にテープや画鋲が用意されてる訳でもないから、皆持参してきているのかな?
数年後に再訪問して、自分の貼った物を探すのも面白いかも。 自分も何か記念に残したいと思ったけども、手元には網走監獄博物館で撮影したプリクラしかなく、何か違うと思い自粛。
オホーツク海が目の前のホームへ
目の前にはオホーツク海がひろがる。
遠くには知床連山もくっきり見える。
北浜駅は軽食&喫茶「停車場」へ
ちゃんと写ってないけども、この無人駅『北浜駅』の待合室横には、軽食&喫茶「停車場」があります。
コロナ禍ということで営業時間が大幅に変わっていることもありますので注意。 自分が訪問した時も短縮営業でギリギリでした。
店内は広くないけども、テーブル席、カウンター席が用意されており。 今回はテーブル席に案内して頂きました。
店内には国鉄時代の列車装備品、 座席などレトロだけど、どこか懐かしい雰囲気で落ち着く。
席から見る景色は、ホーム越しのオホーツク海が見えるのがたまりませんね。
上を見ると、レトロな扇風機、網棚には旅行かばんと細かい演出。
壁にはタブレット?もある。
訪問時 他にもお客さんがいたので、あんまり撮影できなかった、アイテムが多数展示してありました。
カウンター席も用意されており、地元の人らしき方もランチに来ていた。
ここ北浜駅は過疎化やモータリゼーションの進展に追われ貨物輸送は徐々に衰退から、昭和59年に無人化が決定。 このまま北浜駅は衰退していくのかと思われていた時に、地元の料理人が駅舎を借り受け、地域活性化のためにも『停車場』を昭和61年に開いたらしいです。
楽しみにしていたランチ
同伴者が頼んだ、看板メニューでもある停車場ランチ
自分は、せっかくだからと注文した贅沢な気持ちになれるオホーツクラーメン
カニなんて久しぶりに食べたよ。
駅横にある展望台にのぼってみた
列車の本数は少ないけども、北浜駅前の都市部を結ぶ国道244号線は交通量も多い。
ここ北浜駅に車、バイク、自転車でカメラ片手に訪問する人は後を絶たない
流氷のシーズンに来たら、さぞ別世界だろうな~。 一度ぐらいは流氷を生で見てみたい。
人生で初めてのオホーツク海。
もし自分に、また訪問出来る機会があればどんな印象を受けるのだろうか…。
展望台で一緒になった年配男性2人は、数十年前に2人でバイクツーリングで、ここ北浜駅に訪れた事があるようで、思い出話に花を咲かせていたのが印象的だった。