北海道 網走方面に行くならば、アニメ ゴールデンカムイを見ておいた方が良いと噂で聞いていたので、加入しているHuluでシーズン2まで、ちょっと見るつもりが一気に見てしまうほどハマりました。
大雑把な内容として日ロ戦争帰りの元軍人とアイヌの少女が登場してくる物語、道中ではアイヌの生活の知恵なども出てくるのも面白い、その中でも最も印象的だったのが魚(鮭)の皮で作った靴。 これが実際に展示されてるらしく、実物を見たくて行ってきた備忘録です。
アイヌだけじゃなく、北方の民族文化に触れられる
北海道網走市にある北海道立北方民族博物館、近くにはオホーツク流氷館などもあるので一緒に見学していく人も多いと思う。 にしても博物館でここまで大きい無料駐車場は初めてだった。
内部に入りチケットを購入。 こじんまりとしたお土産コーナーもあり、その中には伝統的工芸品などもあり興味が高まる
さあ 常設展示内部へ。
北方民族博物館という名前の通り、さまざまな民族衣装を同時に見る事ができる。正直 聞いた事のない民族の方が多かったけども…衣装の色合いも比較できて面白い。
仕留めた獲物には無駄がない
何の素材から出来てるのだろうか? 正解はアザラシの腸
肉や皮はもちろんのこと、腸も衣服に活用するなど一切無駄がない。
そして 防水性にも優れているので、海獣狩猟を行う民族には多くみられるらしい。
ありました!目的としていたものが。
ゴールデンカムイで見て以来、本物を一度見てみたいと思っていた、魚皮(サケ)で作られた長靴。
想像以上にしっかりとした作りだし、その縫い目なども細かくて防水性も高そう。でも防寒性はなさそうだから、これで冬の大地を歩くなんて、自分には想像できないよ。
文化、住居、移動手段、伝承なども展示
こう見えても楽器です。
アイヌ民族の代表的な楽器の口琴。 アイヌ語ではムックリと呼ばれており。ひもを引くことで弁を振動させ、出た音を口の中で響かせる楽器で、皆で演奏するというよりも、おもに女性が一人で鳴らして楽しむものらしい。
モニターの画像はこちらで塗りつぶしてありますが、色んな楽器を実際に演奏しており、その音色も聞くことが出来ます。 にしても画像の楽器。 訪問してるときは理解したつもりだったけど…今となってはさっぱりわかりません。
カットモデルの竪穴住居もあり、人がどうやって住居に入り生活にしてるのかが実にわかりやすい
半地下生活のような状態。 雪が積もった状態だから内部は暗そうですね。
本州の冬でも耐えられない自分には、この舟で極寒の地の移動手段なり漁で使用していたなんて信じられないし、チープな頭で想像しただけでも怖い。
こういった博物館の常設展って、個人的には退屈な所が多いけども… ここは良い意味で裏切られました。
1時間ぐらい普通に見学出来るし、どれもが興味深く面白かった。 ただ同伴者は終始退屈気味だったので、個人差はあるかもしれませんがw 終