神奈川県川崎市川崎区にある金山神社。 こちらの神社名を聞いてピンときた方もいるかもしれないが「かなまら祭」という男根を神輿として練り歩くという奇祭が行われることで世界規模で有名。
祭りには興味はあるけど人混みが苦手な自分。このブログは祭開催期間外に訪問してきたという、誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

毎年4月の第1日曜日に開催される「かなまら祭」。 男根をかたどった神輿が巡行するとして知る人ぞ知る奇祭。

川崎大師駅から徒歩5分ぐらいの距離にある若宮八幡宮の鳥居。
さすがは世界に知られている奇祭の地。 祭りとは関係のない曜日ながら、訪問している外国人参拝者の姿もちらほら。

参道正面に見えるは若宮八幡宮。 カメラを向ける訳にはいかないけど、右手には幼稚園もあるようで賑やかな声が境内に響く。

目当ての金山神社は若宮八幡宮の境内社。 画像は金山神社前にある絵馬殿。

何か一気に空気が変わった感がスゴイ。

さぞ意味ありげに置かれているお股のような木。

絵馬殿に置かれている金床。 金床は鍛造や板金で、加工しようとする加熱した金属を載せて叩く時のの作業台。 そんな金床には当然のように男根がセットされているw。

こちらの金山神社は鉱山や鍛冶の神様(金山比古神)と金山比売神の二柱を祭神として祀っており。鍛冶職人・金物商人。子宝反映・夫婦和合・性病快癒と非常に幅広く、江戸時代から人々の信仰が厚いようだ。

エイズ撲滅の神社としても有名になってきており、性風俗関係者などの参拝者も駅近のアクセスもあって多いようだ。 自分のように面白半分で参拝にくる人もいれば、同じタイミングで若夫婦も参拝に訪れていた。

色合いが鮮やかだが、なんかえらいこっちゃになっている天井画。

多数の男根形がずらりと奉納

絵馬殿の奥にある正六角形の社殿。 鉄をイメージして黒い建物らしい。内部はちゃんと見れなかったけども、金属製の男根である御神体が祀られている。

社殿前の金床。 しかし、それ以上に目がいってしまう…

黒光りしている「かなまら様」(金魔羅様)
江戸時代から続いていた元々の祭事は午前中だけで終わるような細々としたもの。 昭和52(1977)年から「かまなら祭」が始まり、それ以降に観光用祭りにと男根神輿なども登場。 それでもマイナーな奇祭であったけども、偶然に訪れたカナダ人翻訳家により「かまなら祭」は世界的に有名になり、2016年の来場した約6割が外国人だったという記録もあるそうだ。 今でも祭りに対して賛否があるようだけど、真面目に参拝している方々もいると知れたので、訪問してよかった。 終
