日本には何か所も塩地蔵尊があるけども、東京都江東区大島の宝塔寺にも塩なめ地蔵(別名:いぼ取り地蔵)があるというので訪ねてきたという、コレは誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

都営新宿線東大島駅から徒歩10分ぐらいの距離にある宝塔寺

真言宗智山派の仏教寺院である宝塔寺 。山号は稲荷山小名院。
慶長15年(1610)に創建されたという歴史あるお寺。

目的の塩舐め地蔵は道路からでも見える場所にありました。
にしてもお寺のすぐ前がマンションで常に誰かに見られてるような気がして落ち着かない…

境内にある六地蔵尊も有名みたい。にしても修復跡が多いね…まさに歴史あり。

塩舐め地蔵の解説板が用意されている。
宝塔寺の近くを流れる川(小名木川)は慶長時代に開削された運河だったらしく。塩舐め地蔵も小名木川から掘り出されたらしい。

江戸時代には小名木川や行徳道を通る商人たちが、地蔵の前で休憩したさいに商売繁盛を願い塩を供えたのが由来らしい。

「おん かかか びさんま えい そわか」と三返唱えてお参り。
供えられた塩をイボにつけるとイボが取れると「いぼ取り地蔵」とも呼ばれているようだ。

塩類風化を防ぐためなのか、塩は袋のまんまでお供えされているね。
前は塩で石がつるつるな状態になり、その様子は地蔵様が塩を舐めているようだ。という名前の由来らしい。※ネット情報

お地蔵様というよりは丸彫りの石仏。
そして不謹慎ながら、自分には地蔵様というよりも男根様にしか見えないw

商売繁盛だけじゃなく、航海安全のご利益も授かれるという塩舐め地蔵。
なんで航海安全? というのも地域の歴史などを調べるとわかっていくのも面白い。
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