「しばられ地蔵」 その名前から想像出来る通り、お地蔵様が荒縄で縛られているというもの。
葛飾区南蔵院にも「しばられ地蔵」はあるようだけども、今回は駅からも近いという理由だけで東京都文京区にある曹洞宗林泉寺・しばられ地蔵を参拝してきたという、コレは誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅
初めておりた駅だったけども、学生だらけの街で驚いた。

どうやら近くに拓殖大学があるから学生が多いみたい。駅から住宅街を歩きしばられ地蔵を目指す。

駅から徒歩2~3分と近場にある曹洞禅宗・林泉寺。
創設から400年を超える伝統あるお寺だが近代化されてるね。

道路沿いには「しばられ地蔵」に関する解説板を設置。 なぜ縛られているの?と気になるなら読んでみよう。

階段で上がってきたけどもエレベーターも完備されている。 自分は檀家でもなく、ただ見学者なので控えた。

エレベーターが開くとそこにはお目当ての「しばり地蔵尊」

はやる気持ちを見透かされていたようだ。 さらに上階にある本堂にて参拝を済ませる。

改めてしばられ地蔵様
縛られすぎて顔しか見えてない。 ここまで縛られていると可哀想にも見えてしまうが、盗難避け、厄除けにご利益あるそうだ。

横から見ても隙間なく縛られている。
ちなみに縄は増える一方ではなく年に一度、年末に縄がほどかれて供養されるみたい。

さらによーく見ると5円玉や50円玉など硬貨を通した縄もあった。
本体に傷がつかないのだろうかと思ってしまう。

この縄はどこから? 参拝者は持参しているのだろうか?とも思っていたけど、「願かけ縄」があった。

納める物を納め、何だか申し訳ない気分になりつつも縛らせてもらった。

すぐ隣には「初代縛られ地蔵尊」

「初代縛られ地蔵尊」
400年前とあるので、お寺の創設時から鎮座しているのだろうか? 一部が修復された跡も残っており、今までどれだけの願かけ縄を縛られてきたのだろうか? 今はほとんどを外されており、触れることは禁止されている。