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都道府県別B級珍スポ

鹿児島 錦江湾に生息するサツマハオリムシが見たくて 水族館へ

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都道府県別B級珍スポ

鹿児島県鹿児島市にある「いおワールドかごしま水族館
 桜島と鹿児島市内を結ぶ、桜島フェリー乗り場も近い場所にある水族館。 こちらの水族館は珍スポとは無縁の有名スポット。  しかし 鹿児島県にいるからこそ、この水族館で見たい不思議な生き物がいるのです。

1993年錦江湾奥部の海底水深 80m~ 100m。 海底火山のすぐ近くで見つかったハオリムシ(いわゆるチューブワーム)の一種。新種としてサツマハオリムシと名付けられた不思議な生き物。
 何が不思議って口や胃はなくて、体内に共生している細菌が取り込んだ硫化水素イオンを栄養にするので、餌を食べなくても生きていける生き物。

そんなまだ見ぬサツマハオリムシを見るためだけに、いおワールドかごしま水族館を訪ねてきた個人的な備忘録となります。  

専用駐車場はないけども、周辺には県営第1・第2・第3と駐車場がある。
 なんでも1時間以内なら駐車場が無料と知り、サツマハオリムシだけを目的に来たのでタイムアタックで見学w  

帰りの飛行機までの時間も迫っていたのも理由ですが、実にせわしい見学。

エスカレータをあがると… まず見えてくる巨大水槽。
  この揺らぎある薄暗い空間は大好きだ。

巨大水槽の目玉は「ジンベエザメ」
 2024年現在で見れる水族館は、美ら海水族館、海遊館 そしていおワールドかごしま水族館


 他で見たよりも何だか小さい気もすると思ったけども、ある程度成長すると海に返すため体長の制限があるとか。

イルカ―ショーじゃなく、いるかの時間だよ。

ジャンプなどの披露などもあるけども、どちらかというとイルカの事を理解してもらおうという生態に関する解説が多い

個人的に保存用で撮影した『左ヒラメに右カレイ』
 いつも左右がごっちゃになってしまうけど、100%必ず『左ヒラメに右カレイ』通りという訳でもないようだ。

サツマハオリムシ専用の展示コーナー

訪問しているいおワールドかごしま水族館で一番訪れたかったスポット「サツマハオリムシ」の専用コーナー。
  新江ノ島水族館と名古屋港水族館でもサツマハオリムシを見れるようだけども、やはり鹿児島で見たいという思いがあったw

1997年に世界で初めて生きたサツマハオリムシの飼育&展示に成功。


  しかし学がない自分だからか念願の実物を目の前にしても何だかよくわからないw  棲管の先からは見えてる赤いのはえららしい。

解説を読むと凄さは伝わってくる。
  化学合成細菌が硫化水素をエネルギー源としており、サツマハオリムシが生息する錦江湾の特殊な環境を再現してくれている。 

今も噴煙をあげ活動が続いている桜島。 

 その錦江湾海底下深くに蓄積したメタンに由来する硫化水素イオンをエネルギー源にしているサツマハオリムシ。 桜島の海底にそんな生き物がいるとは驚きです。 

展示水槽には餌となる硫化ナトリウムの水溶液を少しずつ与えられているようだ。
   もちろん動く訳でもないけども、なんだか見ていると面白い。  混雑している館内だったけども、タイミングが良かったのか貸し切り状態で見学できた。  本当に良い物を鹿児島県内で見れて満足。

見学ルート最後には、様々の海の生物を見て楽しんだ見学者に問いかけるように展示してある「沈黙の海」
  水槽の中には何もいない状態。  解説には

青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか、何も聞こえない
青い海

人間という生きものが
自分たちだけのことしか考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えて
それが いつのまにか なにも聞こえない
青い 沈黙の海

そんな海を子供たちに残さないために
わたしたちは 何をしたらいいのだろう?

本当に琴線に触れる展示内容。

 ただ 他の家族連れは「準備中かね~」 「これは何もいなくて意味わからないね」 と足を止める事無く去っていく。