雪といえばイメージするのが「かまくら」
子供の頃、大雪の時に土まみれの小さな「かまくら」を作って遊んだりしましたが、大人になった自分が入れるような「かまくら」は経験したことがありません。 かといってざわざわ豪雪シーズンに訪れるのもなかなか大変ですよね…
でも そんな憧れある「かまくら」を通年で体感できる施設が秋田県横手市にあると知りました。
その施設名は横手市ふれあいセンター かまくら館。 横手のかまくらは約450年もの歴史があるらしく、子供の時の夢を叶えるため訪ねてきた個人的な備忘録となります。
無料駐車場には車がたくさん。
みんな「かまくら」を目当てに訪問してるんだなと思ったけども、多くは地元ナンバーの車で隣接する横手市役所に用事があるようだった。
光が多く入り込む館内。 横手市を代表する行事案内の中にかまくら体験コーナーの案内。
お土産売り場の先にあるのが目当ての「かまくら体験」1人100円ほどで体験できる。 マイナス10度を維持する設備費用を考えれば100円はお得だと思う。
特産品も豊富な横手市観光協会の売店。
日付が迫っているという理由で、たまたま安く売っていた稲庭うどん 切り落としも買えてラッキーだった。
レジで入館料を支払い見学開始。
後三年の役紹介のコーナーがあったりとする館内。 目当ての「かまくら」もガラス越しにも見学出来ます。
まさに聳え立つような見た事も無い大きさの「かまくら」
ここまで来たら見るだけじゃなく「かまくら」の内部にも入りたい! ってもんですよね。
自身の気持ちを高めるために「かまくら」の作り方も熟読。
高さは約3メートル・直径は約3.5メートルほどというのが、昭和34年につくられた「モデルかまくら」らしい。
どんぶくを羽織っての記念撮影だけじゃなく、通年体験できる「かまくら」だからこそ防寒着としても役立ちますね。
そもそも「どんぶく」 って何だ? と思ったけども、東北・北海道を中心に「綿入れはんてん」のことをいうらしい。
先ほどまでガラス越しに見た時は「すげ~」と言いながらへらへらしてたけど、中に入ると一気にマイナス10度の世界。
寒さで身体が一気に強張り既に余裕がない 笑
自動車の普及に伴い、「かまくら」も交通の邪魔にならないようにと縦長に変化。それでも道路事情の変化と共に「かまくら」を町中で見る機会も減っていった。
靴を脱いで内部にも入れるが、足裏からも体温が一気に失われていく。 こりゃ時間との勝負だ 笑
かまくら内の中央には神坐がもうけられており、「水上様」などと書かれたお札や御幣を神坐に祀っていたらしいと解説があった。
水神様をまつる横手の小正月行事で、町中にある井戸に感謝した行事の名残。
実際に火を焚いている訳でもないのでお餅も偽物。
それでもマイナス10度を保つための冷風が「かまくら」内だと遮られ風が来ない。 それだけでも温かく感じてしまう(*’ω’*)
入館料100円という安価だけども、購入したチケットは市内四館共通チケット【かまくら館の他に横手公園展望台・石坂洋次郎文学記念館・後三年合戦金沢資料館も】となっており非常にお得感あふれてる。
時間の都合で他を寄れなかったけども、かまくら館だけでも「かまくら」に入るという夢が叶って満足!