東京都台東区上野桜木にある旧吉田屋酒店
江戸時代に創業した「旧吉田屋酒店」の建物で、明治43年に建築されたけど旧谷中にあった物を現在の場所に移転。 現在は資料館として無料で見学が可能。
江戸商家の建築様式や内部も忠実に再現されており見所も満載です。
ちょうど他のスポット巡りで近くを通る機会があったので、旧吉田屋酒店を訪ねてきた個人的な備忘録となります。
下町風俗資料館付設展示場は、先に訪問した妙泉寺からも徒歩3~4分の距離
令和7年にはリニューアルされるらしいので、今の姿を見ておこうと訪問。
見学は無料なので気軽に寄ることができる。
建物に入る前にも見所案内『出桁造り』
軒が大きく突出してますね。 他にも酒屋としての工夫があり面白い
建物内の見学出来るスペースは広くないけども、当時の物も多くて雰囲気が良い
2階への階段があるけども、2階はもちろん帳場にあがることも禁止。
それでも階段の角度や帳場の小物をじっくりと近い距離で見れるのは貴重すぎ
明治42年(上)と昭和3年(下)頃に撮影された旧吉田屋酒店。
写真は移転する前だけども、同じ建物内に自分が居ると思うと時の流れからセンチメンタルな気分に浸れる
旧吉田屋酒店では塩や砂糖などの販売もしていたようで、今では見ることが出来ない販売方法。
ケース内には当時の物なのか、イメージが湧きやすいように再現された物なのか不明ながらも白い結晶。
こうゆう時代を感じるレトロ広告は大好きだ。
今でも外国人はもちろん、日本人にも受けるような気がするんだけどな~知らんけど。
東京都港区東新橋には古今東西の広告が見れるアドミュージアム東京があるので、こちらも無料だしおススメなスポット
酒屋らしく小物や備品も多く展示。
地域の方々からの寄付もあったとか
ひとつひとつ見ていくと時間がかかるけども、どれもが当時の面影を感じられるので面白い!
使い込んだ味を感じる竿秤。
いつまで使われていたのか分からないけども、ワクワクを感じる。
何よりも驚いたのは、昭和61(1986)年まで営業していたということ。
翌年に一部が現在の場所に移転してきて、こうして見学することができる。
明治・大正・昭和と時代を超え地域の人々を支え、戦時中は配給などの対応もしていたらしい。
こんな素敵な場所を無料で見学出来るのはありがたい。