長崎県長崎市にあるグラバー園
スコットランドの武器商人として幕末の長崎で活躍したトーマス・ブレーク・グラバーが南山手に建てた元グラバー邸とその庭園。 手入れされた園内の美しさはもちろん、高台からは長崎市内の景色を楽しめるということもあって人気のスポット。
そんな場所に、別の目玉?があることをご存知でしょうか?
それは「グラバー園の中に展示してある写真の中で、日本最古の心霊写真がある」というなんとも光溢れるSSS級観光スポットに相応しくないようなダークなネタ。
長崎の方でも知らない人が多いとも聞いた事があるので、余計にそんな胡散臭い写真を求め訪ねてきた個人的な備忘録となります。
長崎市内では夜景を楽しめるスポットがいくつかあるけども、節約志向の方にお勧めなのは長崎県庁にある無料展望テラスです。
開放されてる時間も朝9時から夜21時までと幅広いし、長崎駅からも近くて徒歩圏内ですが、駐車場も1時間までなら無料という太っ腹な長崎県庁
今回 グラバー園を訪れるにあたり無料で利用できる「グラバースカイロード」という斜行エレベーターを利用しました。
これでグラバー園の上(第2ゲート)まで登り坂知らずでこれます。
「グラバースカイロード」という斜行エレベーターは地元の方はもちろん観光客の使用も認められています。
ほうほう これがグラバー園か!
初めて訪問したけど想像以上に園内が広い。
グラバー園は高台にあるので長崎市内の夜景も見れますね。 昼間に来ても市内や港のようすも見れて楽しそう。
にしても園内は広くて半分迷子状態で散策…とゆうか迷子
期間限定の夜間開園にたまたま訪問出来たけども… この日は他の観光客も少なくてなんだか寂しい…
とゆうか 他に誰もいない歴史を感じる建物内に入ると、ビビリの自分は恐怖すら感じてしまう…
普段なら人で混雑しているだろうSSS級の観光スポットなんだけども、園内巡回している警備さんと出会い頭でエンカウントしたときは驚きすぎて変な声が出てしまった笑
歴史などを学べる貴重な場だけども、今回の目的を求めて学びつつ探索
どこにあるのだろうか…?
ありました! さがしていた日本最古の心霊写真か!?ともいわれている「ハナの結婚式」 ちなみにハナはトーマス・グラバーと日本人妻ツルとの間の子供
もちろん ここの解説には日本最古の心霊写真か!? なんて書いてありません。
明治30年(1897)グラバー邸にて撮影された写真「ハナの結婚式」
写真中央の山高帽をかぶっている方がトーマス・ブレーク・グラバーです。 その背後の窓を見てください
正直 自分でもよくわからないので丸で囲んでみました。
心霊サイトでは着物の襟から下が消えてる女性の霊だ! など色々と書かれてますけども…よくわからん。
強いて言うならば『千と千尋の神隠し』に出てくるカオナシのようにしか見えない。
さらにアップしてみたけども… さらによくわからなくなった気がする。笑
本当に心霊写真なのか? と言われると微妙…とゆうか違う気がする。
もっとも有力なのが当時の撮影には時間を要するのだけども、そのさい邸内にいた女中さんが外の様子が気になり覗いていた様子が映ったのでは? とゆう説が有力らしく自分もそう思う。
最近ならば撮影枚数なんて気にせず写真なんて撮れるけども、当時はシャッタースピードも長く、現像するまでにも手間が掛かりますよね。
そんな女中さんが、結婚式の様子が気になって覗きこんで映りこんでしまったという人間味溢れるストーリは、なんかホッコリして好きです。
ちょっと覗いただけで、まさか100年以上経過しても日本最古の心霊写真か!? なんて言われる誰が想像できるのだろうか。