東京都台東区にある日本文具資料館。
ここは文房具好きにはたまらない資料館らしいという噂を聞き、特に文房具好きじゃない自分だけどもやってきました。
こちらでは「文具を育てる文具」として、人類の歴史と文具の歴史との相互関係を解明して、後世への研究資料を残し、将来の発展のための基盤を提供することを目的としているようです。
そんな日本文具資料館を訪ねてきた個人的な備忘録となります
浅草橋駅より徒歩5分ほどの距離に現れる東京文具販売健保会館
こちらの1階に目的の日本文具資料館がありますが、開館時間が13:00〜16:00 休館日が土曜・日曜・祝祭日・年末年始とあり、つまり平日のみ。※訪問時 興味がある人でも訪れにくいかも。
少し部外者には入りずらいビル。 しかし1階の受付で声を掛けると手際よく入口まで案内をしていただけました。
撮影許可確認をする前には撮影は大丈夫だよと教えてくれ、入館料は嬉しい無料です。
一部屋を使用しての日本文具資料館。
広目の一室には、本当に数多くの展示物がありますね
まず最初は文房具に関する歴史をメソポタミア文明まで遡り学んでいける。 にしてもちょい照明が暗いような…
漢倭奴国王の金印(復元)
歴史の教科書冒頭に必ず出てくる金印。 教科書では伝わらないこの小ささに驚く人も多いと思う。
にしても日本文具資料館で金印をお目にかかれるとは思わなかったよ。
ここでの展示品の中でも特別見逃せないのが、こちらの伊達政宗の鉛筆&徳川家康の鉛筆(レプリカ)
鉛筆が存在していたのが意外! レプリカといえ当時の鉛筆が見られたのは感慨深い
歴史が苦手な人でも知っている徳川家康。
その徳川家康の鉛筆は日本に渡来した最初の鉛筆とゆうことで、画像右側3本が南蛮渡来の鉛筆らしい。
国産初の鉛筆を使った人物第一号は伊達政宗公!?
ここにあるのはレプリカ品だけども、本物は仙台市博物館に展示されているようだ。
熱狂的な伊達政宗ファンは多いから、彼が手にしていたと言われている鉛筆でも見たくてうずうずするはず。
電気機械式計算機がずらりと並ぶ
これは何かと思ったら国産初の純電気式計算機 カシオ14-A型
こんな貴重そうな物が結構しれっと普通に置いてありました。
14-Aの14は、14桁計算ができることを表し、Aは初代という意味らしい。
Youtubeで検索して見ると実際に動かしている動画も多数ありおもしろい。けど理解出来ない…w
初めて見たというより…初めて存在を知った手動機械式計算機。 1970年ごろまで使用されていたらしいが、まったく知らなかった。
フリマサイトを見ると今でも多くの手動機械式計算機が売買されている。
100円ショップでも電卓が売っている今、計算目的で購入するというよりも懐かしさやレトロアートして購入する人が多いのだろうか?
自宅にあると何かと安心する糊
ヤマト糊の歴史を調べると初代は明治32(1899)年に販売されており、画像のポスターは大正12年に制作されたようだ。 こうして見ると文房具も人間の文化向上に大きく携わっているとわかりますね。
他にも本当にたくさんの文房たちが展示されている。
硯・筆・矢立・インク瓶・ペーパーナイフなどなど見る人の興味により見学時間は大きく異なりそう。
自分が見学している時も、年配男性が一人で入ってきて筆のコーナーだけを懐かしそうに眺め帰っていた。
目を惹く超大筆 重さは14キロもあるようで筋力も必要そうだ。
明治・大正時代の筆箱。 どんな人が使っていたのだろうか?と考えるとセンチメンタルな気分になる
自分も中学校のときに使用していた布製の筆箱を今でも資格試験会場などへ持っていっている。
10年くらい前に気分転換に↑の筆箱に買い替えたけども、会場内にて机から落として大きな音が出たのきっかけに元に戻しました。 てゆうかおじさんでウサビッチって…
万年筆や筆ペンもアート作品のように展示されており、思い出がある品にも出会えるかも
個人的に見れてよかったのは任天堂の花札とトランプのポスター
任天堂創業時は花札の製造・販売がメインだったと聞いた事があったけども、こうして実際にポスターを見れたの初めてだ。