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長崎 無料とは思えない見応え充分  サント・ドミンゴ教会跡資料館

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長崎県長崎市勝山町にあるサント・ドミンゴ教会跡資料館。 小学校の建て直しの際の発掘で出土したという教会跡を無料で見学出来る施設があると知り、今も小学校敷地内にあるというので訪ねてきた個人的な備忘録となります。 

サント・ドミンゴ教会(サント・ドミンゴきょうかい)は、1609年(慶長14年)にドミニコ会のフランシスコ・デ・モラーレス神父によって、長崎県長崎市に建てられた教会である。禁教令によって、5年後の1614年(慶長19年)に壊された。

~中略~日本における江戸時代初期の教会遺跡は貴重であり、世界遺産暫定リストに掲載された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を構成する文化財の1つとなっていたが、後に候補から除外された。

出典: ウイキペディア サント・ドミンゴ教会 (長崎市)より引用

長崎市内の移動に便利な路面電車。 
教習車と表示されている路面電車と路面電車の軌道をふさぐ地元ナンバーの車両。 信号が変わるまでずっと停車させたれているのを野次馬心でずっと見てしまった。 

無料ながらも見応えがあるというサント・ドミンゴ教会跡資料館が近づいてくると、ほぼ同じタイミングで外国人の高校生ぐらいグループがゾロゾロで資料館に入っていきます。 
みんな御揃いの黒いTシャツを着ており、修学旅行なのだろうか? 行列は切れることなく200人は居たと思う。 

あまりにも混雑しそうなので、一旦 すぐ近くの別場所のスポットを見学することに

ここから坂を登るようなかたちで徒歩5分ぐらいにはある長崎県防空本部跡。 
こちらも無料で見学できる戦争遺跡

改めて戻ってきたサント・ドミンゴ教会跡資料館
まだ大勢がテンション高く雑談しているような感じだったけども、館内見学は終えて外で待機しているようだった。

修学旅行で訪れるような場所なんだと、期待値もあがり意気揚々と館内へ
受付で声を掛け入場料は不要の0円

ここ勝山町遺跡の歴史17世紀~19世紀が3つの地層からもわかる。

サント・ドミンゴ教会時代の遺跡だけども、今でも用途不明の大型石組地下室

禁教令が出る前の江戸初期の教会遺跡だから不明な点もあるのだろうか

今度は18-19世紀の高木屋敷時代に使用された井戸。
異なる時代の遺跡が同じ場所から出てくるのは興味深い

他にも異国の様式を伝える石畳など江戸時代初期の貴重な教会遺跡が見れるのはロマンを感じる

遺跡が保存されてるだけじゃなく展示室も無料で見学できます。 中に入ると長崎市内で出土した十字架などの遺物がズラリ。 


教会によくある聖母像。 
ここサント・ドミンゴ教会の聖母像は教会破壊時に国外へ運ばれており、今も「日本の聖母」と呼ばれ現存している。

自分は初めて知ったメダイ。
その場でググり身につけることによって神様が共にいてくださる思いを起こし、信仰を強める手助けになるそうだ。

数多く出土されており信仰の強さを感じると同時に、その描かれてる模様なども一点一点見てしまう。

壁に綺麗に並べて展示されてる花十字紋瓦

説明ではキリスト教の象徴「花十字紋瓦」とあり、キリシタン墓碑などでも見られるそうだで、ここサント・ドミンゴ教会跡でも約80点ほどが出土されたとある。

無料というワードに誘われてやってきたサント・ドミンゴ教会跡資料館

実際に訪問してみて驚いた。 

禁教令により、わずか5年で破壊された教会跡の遺跡。その後も同じ場所に建てられた末次屋敷・高木屋敷時代などの遺構も合わせて目の前で見る事が出来て、長崎の歴史を肌で感じる事の出来るサント・ドミンゴ教会跡資料館。 訪れる価値は十分にある。