熱海城は、静岡県熱海市の錦ヶ浦山頂(海抜120メートル)そびえ立つ観光用のお城です。 歴史的に存在したお城でもなく純粋な観光名所としてなるばくして建てられたお城。 その歴史は昭和34年(1959年)
存在は知っていたけど、ただのお城だと思って行くことがなかったのですが春の暖かい陽気に誘われ行ってきた個人的な備忘録です。 ↓
熱海に観光用の城があった
駐車場から見上げる熱海城。こじんまりとしているけども思った以上にしっかりとした外装5層、内部9階のお城。
駐車場からは階段をあがっていきます。 階段に自信がない人も安心です。熱海城正面入口に車をまわすことも出来るし、身障者用駐車スペースも用意されていた。
トイレ目的で奥の駐車スペースまで来てみた。 そしたら何ともB級スポット的なオーラ漂う人形がチラホラ置いてあるじゃないですか!? 笑 この時点、まだ入城もしてないのにテンションがあがってくる。
この日は平日ながら大勢の観光客。 特に20代を中心としたグループが非常に多かったです。 今は熱海を訪問する若者が多いと聞いていたようだけども、ここ熱海城だけじゃなく街中でも多く見かけたので本当のようだ。
記憶にもまだ新しいけども2021年7月に熱海は土石流に見舞われているので復興のためにも観光客が増えるのは嬉しい事だ。 ↓
熱海城の内部
隣には熱海トリックアート迷宮館もあり、そちらのチケットも購入可能です。
今回は熱海城だけの入城券を購入し、いよいよ入場! いきなり『金の金鯱』
説明には日本一の大きさと書かれている。 以前名古屋城に訪問した時も記念撮影用の金のしゃちほこがあったけど…似たような大きさにも見える気が…
とジロジロと見ていると、受付の方が親切にも『鯱と一緒に写真撮りましょうか?』と親切にも提案してくださいました。 ここは城ではなく紛れもないアミューズメントパークだと再認識
海を目の前にした天海の足湯
同じフロアーには天空の足湯なる箇所があった。 海を見ながら熱海で足湯を楽しめる。 もちろんこれも入城料に含まれている。 ※タオルの自販機もあり
足湯は確認できただけでも2か所あるので人がちょっと多くても安心。 ちゃんと自撮りできるようにスマホ置きまである。
日本侍文化の間
熱海城ということだけあって、様々な鎧なども展示されていた。 歴史的な価値とかはわからないけども、ここがお城だという事を思い出す。
鎧だけじゃなく、刀や銃なども多く展示。 歴史好きなら楽しくなる空間
詳細はわからないけども、一見変わった八連発式火縄銃。 あとで調べたら江戸時代には二十連発斉発銃なんて代物もあったようだ。
日本刀の重量を体感できるコーナー。
本物なのか模造刀なのか自分にはわからないけども、注意書きに刃先を触らないようにと記載されてある。 ケースから出し振る事は出来ないながらも少し緊張して持つことができた。
地味に嬉しい マッサージチェアコーナー
マッサージ機も数台完備されており、こちらも本気で嬉しい無料。
さきほどまで多くの若者がいたけど、こちらのマッサージ機には誰も興味がないようで利用していなかった。 自分はありがたく利用させてもらう。
マッサージ機の正面には鎧が展示されており、横を見ると画像通りの写真が飾られていた。
お城だけに殿様気分で『くるしゅうない』とでも言えばいいのだろうか… 写真からの視線が落ち着かない。
ここで改めて 入口で貰ったパンフレットを確認。 今が1階で地下1階から6階まで色々と楽しめるようだ。 通常のお城であれば傾斜の厳しい階段だけど、ここ熱海城ならエレベーターもあるから安心。
ここをメインに訪問している人もいる、ゲームコーナー
地下に到着して驚いた。 なぜなら普通にゲームセンターが現れた。 マッサージ機コーナーで見なかった若者の多くはここを目的に来てるようにも感じた。
なぜなら すべてのゲーム機が完全無料なのだ。 ここまでくると入城料金が安く感じてくるよ
用意されているゲーム機も新しい物が多いのも驚いた。 画像では本当に一部の筐体だけの撮影。理由は簡単、楽しく遊んでいるいるところをおっさんが写真を撮るのも迷惑行為だから。
他にもレースゲームや音ゲー、複数人で協力していくゲーム・他にもキッズルームやボールプールからレトロながらの卓球台まで。 そりゃ1日ここで過ごす事も余裕で出来ると思うよ。 自分も気が付けば1時間近く遊んでた。
地下からエレベーターに乗り一気に最上階まであがってきた。 360度パノラマが楽しめる天守閣展望台。 熱海城の高さは約43メートルだけども、海抜約160メートルの高台にあるので景色は最高だ。
熱海市街はもちろん、肉眼でも静岡県でただひとつの有人島『初島』が見える。 ここ熱海港からでた初島行きの船も見える。薄っすらと大島なども見えた。
江戸時代に流行した絵で見るなぞなぞに挑戦だ。 展示されている江戸のなぞ絵・遊び絵は多いので頭の運動にもなりますね。
ただ目的もなく挑戦するのは正直つまらないと思っていると、そんな心を見透かされているようにクイズも用意されていた。対象のクイズ全問正解できると1階売店で景品がもらえるらしい。
自分も頭をフル回転させ無事に全問正解。 上記内容から選べられるというので、全問正解を達成した証として缶バッチを貰い、自分のカバンに誇らしく装着。
3階では浮世絵春画展が開催されていた。 嬉し恥ずかしの春画展 もちろん18歳未満は立入禁止な場所。 のぞけないようにスライドドアも完備の撮影禁止。 展示されていた画は想像よりも多くて驚いた
他にもたくさん見所はあるけども、それは是非訪問して見学して欲しいです。
外に出ると、熱海城近くには食事が出来るヒルトップテラスもあるし、日本で絶滅しそうな熱海秘宝館もあった。
熱海秘宝館にも興味はあったけども… 既に熱海城にて春画をたくさん見て、お腹いっぱいだったので辞退しました 笑
熱海城 想像以上に楽しめる場所だった。
ゲームコーナー、足湯、展望台、歴史学習、春画さらにはそれらが雨の日でも楽しめるし、コインロッカー、ベビーカー、車いす、ベビールームも完備されている熱海城。
高台にあるので電車で訪れるにはアクセスが悪そうだけども、熱海駅からもバスも出ているし、アタミロープウエイもあるので昭和感漂う観光地を、全力で味わって欲しいと思える場所だった。