子供の時に見た映画。高倉健主演の『八甲田山』
1977年公開の邦画興行成績一位。 内容は実際に1902年に起きた八甲田雪中行軍遭難事件
八甲田雪中行軍遭難事件は、1902年1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件。訓練への参加者210名中199名が死亡するという日本の冬季軍事訓練において最も多くの死傷者を出した事故であるとともに、近代の登山史における世界最大級の山岳遭難事故である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八甲田雪中行軍遭難事件 に対して、冬に訪れるのは難しいながらも、いつか現場を訪れて手を合わせたいと思っていたので訪ねてきた備忘録となります。
ちなみに映画のワンシーンで、トラウマ入りした1人の兵士が雪中気が狂ってふんどし姿になって倒れるシーン。
しかし最近 知ったのだがそのシーンを演じた元役者の「原田君事さん」が、当時のことを2020年にはてなダイアリーに詳細に綴っているのを読み トラウマも軽くなりました。
歩兵第五聯隊第二大隊遭難記念碑までの道のり
八甲田山雪中行軍遭難後藤伍長銅像を訪れるために、レンタカーを銅像茶屋 駐車場にとめる
駐車場は大型バスでも何台も止められそうな広さ。 ただ銅像茶は廃業しているようだったけど、近くに仮設トイレがあったのはありがたかった。
訪問時 時間も午後だったためか、駐車場に着いた時に入れ違いで1台の車を見ただけ。
本当に静かな場所だった
猛吹雪&準備不足で遭難した旧陸軍の青森歩兵第5連隊第2大隊210人。そのさいに、捜索隊の目印になるよう雪のなかに仮死状態で立ち続けた後藤房之助伍長。
ただ実際の場所は県道40号線沿いの離れた場所になり、ぽつんと看板だけは設置されてました。
約250mほどの階段をあがりきると…
階段をあがると 後藤房之助伍長の像がそこに! 後ろ姿なのでゆっくりと前にまわります。
7mほどらしいけども、それ以上に高く感じる。
背筋が伸びるような気持ちになりますね。
間違えても怖いとかそうゆう印象は受けません。
周りを見ると八甲田山を中心に霧が深くなってきた。
手を合わせ戻ることに
この銅像が完成したさいの除幕式には、ご本人である 後藤房之助 も照れくさそうに参加していたそうだ。
幸畑陸軍墓地
時間が合わず本当に残念ながら見学出来なかった八甲田山雪中行軍遭難資料館。
その裏手には旧陸軍の墓地となっており、雪中行軍遭難事件で亡くなった199名の墓標と時の生存者11名の墓碑もあるそうです。
生存者である 後藤房之助 の遺骨も、ここ幸畑墓地に分骨されているようです。
墓地は死後も階級ごとに、場所や大きさがわけられているのが、何とも言えなかった…
自分は黙って手を合わせることしが出来ませんでした。
でも ようやく訪れることが出来て良かったです。 いつかまた 八甲田山雪中行軍遭難資料館 にも行きたいと思う。