東京都新宿区新宿 言わずと知れた大都会。
新宿御苑前駅から徒歩2分ほどの距離。新宿駅からでも徒歩圏内にある浄土宗の寺院・太宗寺。
こちらの境内には閻魔堂・地蔵菩薩坐像。そして自分が大好きでもある塩かけ地蔵まであるというので、太宗寺を訪ねてきたという、誰のためにもならない個人的な備忘録となります。
太宗寺の境内に入りすぐに解説板を用意してくれていますね。
1596年頃に僧太宗が開いた草庵を前身とし、のちに信州高遠藩主内藤家の菩提寺として発展した寺院とあった。
江戸六地蔵の一つ銅造地蔵菩薩坐像
道路からも目立つので偶然通りかかった人が気付き撮影している様子も伺えた。
銅造地蔵菩薩坐像の横に朱色が目立つ閻魔堂
新宿区指定有形文化財とされる閻魔大王像と奪衣婆像
解説後半にある弘化4(1847)年に泥酔者が閻魔像の目を取る事件が起り、錦絵になるほど江戸中の評判になりました。 という解説が面白い。
「酒は飲んでも飲まれるな」
閻魔堂の中は金網に囲まれ薄暗く見えずらい… でもボタンを押せば一定時間明るくなる親切仕様です。
金網越しながらもよく見える都内最大規模の閻魔像。高さは約5.5m
閻魔大王とくれば、忘れてはいけない奪衣婆もちゃんとおります。安心だね
個人的には鬼よりも怖いと思う奪衣婆
金網越しなのでピントが合わずの奪衣婆。
しかし剥ぎ取った衣服を持った奪衣婆像は迫力あるのでリアルで見て欲しい。
開帳日に訪問できれば閻魔像と共にちゃんと見れるようです。
そして太宗寺に訪問した大本命の塩かけ地蔵尊。
思わず顔がにやついてしまった。 想像を余裕で超えるほどの塩がかけられている塩かけ地蔵尊。
願掛けの返礼に塩をかける風習の地蔵尊。
塩はガチガチに固まっており表面はツルツル。お顔は塩の影響ですり減っており判別できない。
全国各地には塩と地蔵に関するスポットが多々あると思いますが、自分が見た中ではトップクラス。
それが新宿駅から徒歩圏内にあるとは驚き。
造立年代や由来についてははっきりしていないらしい。
逆に判らない事そのものすら魅力に感じてしまうw
門前町と栄えた場所に鎮座する太宗寺。
今回 ブログで紹介させていただいた他にも新宿区指定有形文化財に指定されているものもあるので、大変見所は豊富です。
にしても塩マシマシの塩かけ地蔵尊を見る事が出来て本当によかった