青森と函館を結んでいた青函連絡船。 1988年(昭和63年)の3月13日を最後として運航を終えましたが、実際に活躍していた摩周丸が今も旧函館第二岸壁に係留・保存されているというので行ってき備忘録です。
現在は博物館船として乗船できる
函館駅から徒歩約4分ほどの距離にある、函館市青函連絡船記念館 摩周丸
駅からもまっすぐに行っても良いけども、すぐ近くには観光名所でもある函館朝市ひろばを中心とした海鮮がいただける店も多い
函館朝市ひろばがある、一本裏の通りに入るとレトロ雰囲気がよい市場が広がる。
そこの住民と思えるニャンコ先輩にも遭遇。 道端の真ん中で休憩中
入場料を支払いいよいよ船内見学開始!
支払い時に市電・バス1日(2日)を提示すると¥50円引きがあると知っていたのに、摩周丸に来れたことによりテンションがあがっており提示し忘れた… 金額にしたら¥50円引きやけど今でも思い出すと悔しい。
イルカがお出迎えしてくれる摩周丸
青函連絡船のシンボルマークにイルカが描かれている。
後から知ったけども、津軽海峡にイルカはいるらしいですね。知らなかった…
国鉄時代から就航していた摩周丸。
国鉄時代から先ほどのイルカのマスコットだったのが一番驚いた。
当時 実際に使用していた備品やら好きな人には堪らないであろう機関の紹介もあった。
青函連絡船の寝台室では、毛布を季節に合わせた題材で綺麗に折りあげて乗客を迎えてくれたそうで、折りかたも約10種類以上もあったそうです。
崩すのが勿体ないと思ってしまうかも。 まあ実際は寒さからすぐに使うんだろうけど
船長じゃなく、華やかなマリンガールがセンター
当時の座席も体験できる
一部ながら当時の座席紹介もしてくれている。
窓側にあるから、余計に快適そうに見える。
これだけ席がずらっーと並んでいるのも迫力ありますね。
前座席との間隔も広そうで、今どきの飛行機LCCと比べると座り心地は快適そうにみえる。
普通席にだけ折り畳み式のテーブルがついていたようだ。
グリーン席には指定席もあったようだし、リクライニングにひじ掛け、さらにヘッドレスト左側には読書灯も完備されてる。 自分も船では雑魚寝出来る升席(普通座席)は苦手なので、出来れば1人席で過ごしたいよ。 お金に余裕があれば…
時間に相当余裕があれば映像学習できる
こうゆう映像で学習出来るのは、自分も好きなので見ようと思ったけども…
どれも面白そうだけども… 上映時間が一番短い物でも30分。 長い物だと2時間もあるよ。
売店もあるよ
訪問したのが夕方だったため、売店では片づけをしてる最中でした(;’∀’)
ちょっと見学してる間に、片づけをしていたスッタフさんも仕事終わりだったようで気が付けば誰もいない状態…
船内見学はまだ可能な時間だけども、売店が先に閉まるのは不思議な感覚
とゆうよりも 不用心じゃないの?と心配になってしまった。
誰でも船長体験が出来る。 訪問時 見学してる人はほとんどいなかったので、自分も来てみたけど… すげー似合わなかった。
当時のまま 操舵室
船内見学出来るならば、普段はいけない操舵室に行きたいですよね。
ここも自由に見学できる。 とりあえず舵輪(ハンドル)を意味もなくグルグル回して満足
操舵室からは函館山が良く見えた。
今でも函館山からの景色がYoutubeでライブ配信されているのを見ては、摩周丸を探してしまう。
摩周丸では、青函連絡船の80年に渡る歴史を伝える記念館として1991年に開館。
他にも船内の色んな場所・通信室・カーペット敷きの普通座席(当時利用していた人達のリクエストで作られたらしい)を見学出来るけども、物資輸送のための貨車を積み込んだ船内の車両甲板は見学出来ません。 通路が狭くて見学者の安全が確保できない、壁面にアスベストが吹き付けられている等の理由から一般には非公開中。 (船内にあるネットワークカメラを遠隔操作で見学)
当時実際に青函連絡船を利用した事がある人はもちろん、ない人でも青函連絡船の悲劇的な歴史を学べるなどして良い体験が出来る場所だった。