北海道函館市には言わずと知れた観光スポットがたくさんあるけども、実は日本最古のスポットも多い。
前回は日本最古のコンクリート電柱をブログに綴ったけども、
今回は北海道函館市青柳町にある『こどものくに』に今なお現役最古な観覧車が稼働中。 令和元年12月に国の登録有形文化財にも登録されているが、それが気軽に乗れるというのも面白い! 見学&乗車の体験記として綴りたいと思います。
北海道初の洋式公園・函館公園内にある
観光地出来る場所がとても多い函館市。 世界遺産にも登録にも遺跡が出土されるような歴史ある土地。
そんな観光スポットが尽きない函館市でアクセスも良くて、見所ある場所がここ 函館公園内にある「こどものくに」です。
函館駅から市電で青柳停留所に下車して、すぐの公園内にあります。 公園内にはこどものくにだけじゃなく、噴水、市立函館博物館、ミニ動物園まであり、地元の子供連れの家族もほのぼのと遊んでいました。
公園内に入るとすぐに「こどものくに」が見えてきました。
入園料無料なので見学も自由に出来るのもありがたい!
こどものくにの敷地は大きくなく、遊具同士の間隔も近いので色々と見るには便利
にしても レトロ感を感じるけども、基本的には子供向けが多いので、遊んでいる子供達は嬉しそうだったのが印象的。
派手な遊具はないけども、無駄にうるさい音楽や演出がないぶん、ノスタルジーな雰囲気は個人的にはほっこりして好きだ。
地元の中高生グループが、奥のロータリーチェアという遊具に乗って遊んでいた。
公式ホームページの紹介によれば、絶叫マシーン、見た目以上にスリル満点!と記載してあった。
確かに園内に、悲鳴とそれ以上の笑い声が聞こえてきて、まさに青春が伝わってくる印象。
遊具に乗るにはチケット購入
園内にあるチケット売場。 きっぷ1枚で¥300円。このきっぷ1枚で遊具1つに乗車可能。料金がお得になる複数枚のきっぷも用意されてるようだけども、今回は時間の都合で目当ての観覧車の分だけ購入
記念に持ち帰りたくなるような乗車券。
この場に相応しくないような、おじさんの自分も思わずワクワクしてくる。
チケット売場すぐ近くには、レトロ感漂うポップコーンの自動販売機。
園内には食事処がないので、この自販機があるのかも知れない。
これが日本で現役最古の観覧車
しんかんせんひろばの踏切を超えると、すぐに目的の観覧車が見えます。 新幹線もちゃんと東北新幹線やまびこ
観覧車は直径約8mほどなので、遊具という言葉がぴったりな可愛らしいイメージ
中心の鉄製ホイールが渋くて、レトロ感を感じる。
勝手なイメージだけども、アメリカの移動式遊園地とかでもありそう
1950年制(昭和25年)の観覧車。 もともとは違う場所に設置されていたらしいけども、この「こどものくに」に移動してきたのは、1965年(昭和40年)らしいです。
記録にあるだけで70歳を超えてる観覧車です。 そう思うと乗車するにも緊張感が漂ってきますw
実際に観覧車に乗って楽しもう
通常 観覧車って乗車するときに動いたままですが、ここでは乗下車するさいは観覧車はいったんストップします。
なので安心して乗り降り出来るのもポイント。
観覧車に乗車中、他の人が乗下車するときも空中でとまるので、より乗車時間を長く楽しめちゃう。
購入済のチケットをスッタフに渡して、いよいよ乗車します。
安全柵を閉じて、安全バーを降ろして掴まるけども… 安全柵が膝下レベルなので ちょい怖いっす。
ゴンドラには大人であれば1人1台。 小さい子供と一緒であれば2人で乗れるようです。
通常の観覧車で1人であれば寂しい感じもするけど、この観覧車であれば開放的で寂しくないもん!
観覧車は、カクカクと動くのでこれは今どきの観覧車で味わえない醍醐味。
乗車中に後ろが見たくなって振りかえったけども、ゴンドラが揺れます。
観覧車はゆっくりながらも高さ10メートルのテッペンに到着。 開放的なゴンドラなので、これまた気持ちが良い。
海(津軽海峡)まで見えるとは思わなかったから、思わず おおっーと声が出た。
そして テッペンを過ぎてからの下りもカクカクと動きながらも、約3分ほどの空中散歩は終わりました。
これで一回¥300円は安いと思える体験でした。
新型コロナウイルスの影響でこの「こどものくに」に来場者は大幅に減り、運営状況も厳しいらしいです。
函館市に観光に来る人であれば、函館山に行く人も多いと思います。
ここ「こどものくに」はロープウエイ乗り場から通常の人であれば、十分に歩いて往来する事も出来る距離なので、貴重な経験が出来る観覧車、遊園地の存続のためにもぜひ寄ってみてほしいと思いました。 終