大分県大分市には県内で最大級規模の前方後円墳の亀塚古墳。
日本にはコンビの数よりも古墳の数の方が圧倒的に多いことは知られているけども、今回訪れた亀塚古墳は国の史跡に指定され、整備された亀塚古墳公園内にあるようです。 また埴輪のレプリカなどが置かれなどして、築造当時の様子が再現されている様子が見れるらしいです。
埴輪が置かれ再現された古墳が見たい! とゆうことで亀塚古墳を訪ねてきたという、このブログは誰のためにもならない個人的な備忘録となります。

まずは亀塚古墳の近くにある海部古墳資料館にて勉強させてもらう。

入館料や駐車場代はありがたいことに0円。
展示エリアは1階部分なので広くはないながらも、ざっくり7つのゾーンで構成。

亀塚古墳に関してもジオラマなども交えて解説があった。
このあと実際に見に行けると思うと気持ちも高ぶる

昭和26年(1951)に発掘調査が行われた亀塚古墳。そのさいに出土された銅鏡・鉄剣・馬具なども展示してくれている。

展示品の中でも目立つっている王ノ瀬石棺(県指定有形文化財)
角のような突起は縄掛突起というらしい。 近くの道路改修のさいに発見されたというのも面白い。

さっそく海部古墳資料館と同じ公園内にある全長116m亀塚古墳。 徒歩0分


築造時期は4世紀末から5世紀前半と推定されている亀塚古墳。
この古墳は部分的に築造当時の姿を再現していることでも有名みたい。

3段に土を積み重ねて造られいる亀塚古墳。 部分的再現なので階段もあって登りやすいね。

なんじゃこりゃーーーーー
古代のロマンスを全身全霊に感じる(語彙不明w)

このズラリと並ぶ円筒埴輪の数と間隔に圧倒。
まじで来てよかった!

古墳の前方部にある「造り出し」と呼ばれる部分も再現

さあいよいよ後円部の頂部に上がる。
これがゲームだったら確実に登り切ると同時に何かしらのイベントが起きそう。学のない奴の発想ねw

前方後円墳のいわゆる鍵穴部分にも円筒埴輪がずらり

興味から少し触れたけどもグラつく様子もない。
しっかりと固定されているようだけど、むやみに触るのはやめておこう。

頂上部から振り返ってみた景色。 先ほどまで見学していた資料館が小さく見える。
亀塚古墳の高さは前方部7メートル・後円部10メートルらしいけども、それ以上の高さに思える。

埋葬施設は前方部墳頂に2つ設けられており、第1の埋葬部には長さ3.2メートルにもおよぶ大形の箱型の組合せ式石棺が埋められており、第2の埋葬部はその東側に後から設けられた。

埴輪の中には錨や舟を描いた物もあることから海部民(あまべのたみ)の首長が埋葬されていたと考えられている。

発見された時には既に大規模な盗掘によって石棺が破壊されたりしていた。それでも鉄刀の破片、滑石製の勾玉、碧玉製の管玉などが残っており出土している。

墳頂部の横にあった階段から下る。
古墳の周りは公園となっており、地元だろう人々がレジャーシートを敷いて寛ぐ憩いの場にもなっていた。

随分と平和な場所だな~と思いつつ駐車場まで戻ってきた。 ここで「マムシに注意」という警告に今更ながら気付いてビビった。