宮崎県日向市細島に残るという特攻121震洋隊細島基地跡。
震洋とは、日本海軍が太平洋戦争中盤以降に開発・実戦投入した特攻兵器です。
小型のベニヤ板製のモーターボート船首に250t炸薬を搭載し敵艦に突っ込む。もちろん搭乗員の命はないという舟ではなく恐ろしい兵器。
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構造が簡単で大量生産された。
戦後GHQにより基地の多くは壊され残っていない事が多いらしいけども、ここ宮崎県日向市には特攻121震洋隊細島基地跡が残っているというので訪ねてきたという、誰のためにもならない個人的なブログです。
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いきなり基地跡へは行かず、せっかく細島半島まで来たのでメジャースポットも観光。
「願いが叶うクルスの海」
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叶 という文字に見えるらしい。
十字部分はわかるけども、口に関しては強引じゃないか?
ちなみに「クルス」はポルトガル語で十字という意味らしいのでクルスの海だけでも…、と思うのは心が汚れる証かな。 さあ次へ
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先ほどの場所から1キロ移動して馬ヶ背遊歩道へ。
売店は既に閉店準備していたけど、野良猫たちが寄ってきてくれた。
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気が付けば猫たちと10分ぐらいじゃれ合ってしまった…急ぎ馬ヶ背遊歩道を探索。
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少し歩くと到着したガラスの展望台「スケルッチャ!」
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事業費は約1900万円掛かったというスケルトン方式。
足元のガラスはスケスケじゃないので恐怖などないけど、横から突き出し具合を確認してからだとハラハラ感が増すかも
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観光名所の馬ケ背
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リアス海岸に連なる柱状節理が見ごたえある。
ちなみに以前はリアス式海岸といっていたけども、今(といっても平成20年)から「リアス海岸」と呼ぶようになったらしいです。 鎌倉幕府・pHなど教科書で覚えたことも、時代で変化していくもんだと馬ケ背にて悟った。w
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馬ヶ背遊歩道入口から約1キロほど移動。車なら1・2分
Googleマップを見ると、ここに特攻121震洋隊細島基地跡があるそうだ。他の史跡もあるためか駐車場やトイレも完備。
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他の史跡というのは1862(文久2)年「寺田屋事件」の襲撃した当事者たちが、訪問時は島となっている場所に葬られている。 幕末勤皇家海賀宮門外二士の墓。
今も寺田屋旅館に見学だけじゃなく、以前は宿泊もできたけど今はどうなのだろうか? ちなみに本来の建物は鳥羽伏見の戦いで消失。 現在もある建物は明治時代に再建されたものらしい。 あの刀傷もだよね…
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黒田の家臣のある古嶋は島になってますが、干潮時には歩いて渡ることができるらしいです。
すごく気になるけど、潮のタイミングなど考えてこなかったし、この先の足元はさっきまで降っていた大雨の影響でぐちゃぐちゃ。
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改めて特攻121震洋隊細島基地跡について散策。 左側に見えているのは公衆トイレ。
特に案内はないけども、この先に案内板があるらしいけど…初見では絶対にわからないよ。
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まさに獣道。 これを進むの…
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この先の高台になんか見える。
あれが解説版だと思うけど…。ハードモードすぎる
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雨に濡れた茂みの影響で身体はビショビショ。
さっきよりも看板が見える所まで来たけど…心が先に折れた。
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ちょっと足元を間違えれば転落してしまう。危険と判断して断念。
ここまで来て看板すら読むことすら出来ないとは…。代わりにデカいクモはたくさん見れたけど
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ネットの有識者情報によると、第121部隊は幸いに出撃の機会はなく、戦死者を出さずに終戦となったようです。
これも後から知ったのですが、格納壕跡はこの下あたりにあったようです。 一度、黒田の家臣方面から海岸線を歩いてくれば良かったのだろうか…にしても、なんで案内板はあんな場所にあったのか? 自分が情弱でした…残念。