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東京 絹で築き上げた富で建てた道了堂。今はなき道了堂跡を訪ねる

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東京都八王子市鑓水。 かつて鑓水が生糸の輸出の中継地として栄え、豊かだった時の面影をしのばせてくれる道了堂跡

明治7年(1874年)当時の鑓水商人たちが中心となって、自らの資金を誇り、村の繁栄を願って建てた道了堂。 浅草花川戸から道了尊を勧請して建立されたそうです。 そんな道了堂だけども、1908年(明治41年)に現在のJR横浜線が開通すると絹の道は衰退していく。

1963年(昭和38年)道了堂の堂守だった老尼僧が強盗に襲われ殺されるという事件が起った。それ以降は無住となり廃虚化。 1986年(昭和61年)に八王子市が堂守の遺族から土地を買収し、道了堂は解体。

そんな道了堂跡に興味がわき検索すると、現在では心霊スポットとしても有名なようだ。
  そんな心霊うんぬんよりも、歴史的にも面白そうだと感じた自分は道了堂跡を訪ねてきたという、これは誰のためにもならない個人的なブログです。

絹の道の近くにある【絹の道資料館】 無料ながら色々と学べるので楽しかった。

絹の道資料館から約100mぐらい離れた場所まで来ました。

二股に分かれる道中央に並ぶ石塔・石碑

どれも風化がすすんでおり文字が読めない。 もともと自分が漢字が苦手というのもあるけどw
 ただ供養とも読めるような気がする。

あとで調べたら庚申塔・秋葉大権現石塔・供養塔。少し離れた石塔は鑓水停車場の記念碑らしいです。

市の史跡にも指定されている、1.5㎞の「絹の道」

むかし多くの生糸商人などが、この絹の道を使ったのかと思うとワクワクしてきた。
 にしても画像以外にも多くの不法投棄禁止の立て看板が多い場所で現実に戻される。

ハイキング気分で登っていく。

傾斜はそこまできつくないが、ダラダラとした登り坂が続く。
それでも足元は舗装されているので登りやすい。 途中 木が倒れていた。

気が付けば足元は未舗装になった。
昔はこんな感じの雰囲気で輸出用生糸を運んでいたのかと妄想してにやけてしまう。 平成8年(1996年)に文化庁選定「歴史の道百選」に選ばれた道。


先ほど寄った絹の道資料館では入れ違いでハイキング途中の集団もいたので、誰かしらと遭遇すると思っていたけど…結局は誰とも会わず仕舞い。街灯は皆無だし暗くなってからは危険だね

絹の道碑がある大塚山公園に到着

先ほど寄った絹の道資料館で見た「絹の道碑」についての解説。
現地で見た時は妙に綺麗な石碑だなと思ったけど、昭和32年だからかな?

現在は公園として整備され手摺もついている階段。
手前の築礎碑は当時の物らしいです。

またまた絹の道資料館で見た画。そこには多くの人で賑わっており、一大観
光地だった道了堂の様子が描かれている。

現在は寂しい大塚山公園だけども、周辺には閑静な住宅街がある。そこからも別ルートでここまで来れるようだ。 なのでジョギングや犬の散歩で訪れている人も数人いた。

階段を上がると早速気になる物を発見。 
補修された跡があるけど「祈祷料」「金六拾園」とある。

この2基の灯篭も明治23年に作られた物のようだ。

表面の文字などは一切読む事ができなかったけど補修された碑がある。裏側からは「明治二十年〇九日」と読める。
気になるけど…わからない。

ここ道了堂跡のお地蔵様が稲川淳二氏による首なし地蔵の怪談話のモデルになっている! という話もあるそうだ。※画像のお地蔵さまかは自分にはわからず不明です。

頭部が胴体の年代が明らかに異なっており、後から補修されている様子が伺える。 お地蔵様の首が風化で取れてしまうことは、全国的にも結構あることらしい。

こちらの石像を最初見たとき、縛り地蔵かと思った。
 ただ横側に周ってみると…

補修のため固定されている状態だった。
 これは個人的な根拠のない予想だけども、不届き者が破壊したのかと思った。

一番のお目当てである道了堂跡。しっかりと礎石が確認できますね。

道了堂跡
昭和61年まで建物が廃虚状態ながら残っていたとは驚き。

道了堂の解説。 出典元:絹の道資料館

奥にはベンチも設置されていたので休憩がてら、コンビニで買ってきたお弁当を食べる。
 ※ゴミ箱などは無いので持ち帰り。

見上げれば日差しが入るようになのか一部剪定されている。青空と風が心地よい。
鳥の鳴き声もけっこう聞こえてくる。

絹の道資料館を訪れる前からダラダラと続く坂を登り続けただけあって、大塚山の山頂からの景色はよかった。
近くに亡くなられた堂守の女性のお墓があるらしいけども、心地よい達成感ですっかり忘れてましたw

山頂からの景色で、すっかり気が強くなった自分は、勢いで最寄りバス停が本数が少ないこともあり八王子みなみ野駅まで歩き始めた。 けど思ったよりも駅が遠くて、すぐに大後悔w

ここ道了堂跡は心霊スポットとしても有名みたいだけど、個人的にはそんな雰囲気を感じる事は一切ありませんでした。 

ネットで【道了堂跡】と検索すると道了堂での事件と女子大生の事件の2件がたいてい出てきます。 ただ個人的には、女子大生の事件を道了堂跡と結びつけるのはなんば強引かなとも思ってしまう。