鉄砲の伝来から6年後の1549(天文18)年に日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師として有名なのがフランシスコ・ザビエル。
キリスト教徒でもない自分としては歴史の教科書で最も落書きされやすい人物といえばフランシスコ・ザビエルぐらいの認識しかなかったけども、ザビエルが日本で最初に上陸したのは鹿児島県。
そんな歴史上の人物の名前がついた公園「ザビエル公園」が、鹿児島市東千石町という観光スポットの天文館商店街からも近い場所にあるというので、訪ねてきた個人的な備忘録となります。
昔ながらのお店から夜のお店まで色んなジャンルがある長いアーケード街。
雨天時でもお土産とかも買えるので便利そう
商店街から徒歩5分ぐらいで来れるザビエル公園。
キリスト教伝来の地とあるけども実際にフランシスコ・ザビエルが上陸したのは、公園から少し離れた鹿児島県鹿児島市祇園之洲町あたりらしい。 祇園之洲公園内にはザビエル上陸記念碑もあるとか。
公園向かいには鹿児島カテドラルザビエル記念聖堂
信者じゃなくても内部を自由に見学出来ると聞いていたので楽しみにしていたけども、到着するのが夜になってしまい時間外。
教会では珍しく内部での撮影もOKと聞いていただけに残念。 定時刻で鳴るという鐘の音すら聞けなかった…
フランシスコ・ザビエ聖師滞麑記念碑
非常に見づらいけども右側の文字を見るとフランシスコ・ザビエとあり、一文字(ル)が足りないのはなんでだろう?
調べてみると名前を英語・フランス語・スペイン語等からカタカナ転写するさいに発音が異なるためという情報もあったし、単純に彫り間違えたという本当か?と思うような情報まであった。
石碑の最後には昭和二十四年八月十五日と読める。
石造りの旧聖堂の一部とザビエルの胸像は、もともとここにあった訳じゃなく、公園開設のため移動されてきた。
ザビエルと薩摩人ヤジロウ、ベルナルドの3人の等身大の像
長崎県北部にある平戸島にあった聖フランシスコ・ザビエル像。
教科書で見るような虚弱さはなく、まるでB級アクション映画でお馴染みのチャック・ノリスのような力強さを感じる。 場所によってザビエルの像は異なるので見比べるのも面白い
鹿児島に来たザビエルだけども、仏教徒の抵抗などもあり布教はなかなか進まず1年余りで鹿児島を去ったらしい。
そんなザビエルが観光として公園名にまでなっているというのが面白い。