岡山県岡山市北区吉備津にある鼻ぐり塚
「福田海」という宗教法人施設の敷地内にある鼻ぐり塚があります。
そこには全国の畜産業者から寄せられる家畜牛の鼻ぐり(鼻輪)が、洗い清められたのちに鼻ぐり塚に備えられており。 その数は700万個を上回るとも言われております。
飽食時代の今 改めて日々命をいただいていることを再認識すべく、鼻ぐり塚へ訪ねてきた個人的な備忘録となります。
岡山の人気観光スポットである吉備津彦神社と吉備津神社の間にある鼻ぐり塚。
画像は吉備津神社の廻廊。 その美しさから多くの観光客が訪れる人気スポット。
岡山駅方面から「吉備の中山みち」と表示されている旧道を進んでやってきた。対向車が来ると少し大変な狭さ。
予め観光客でも訪ねても平気と調べていたけども、何も知らなかったら入るのを躊躇してしまいそうになる厳かな雰囲気。
入口には鼻ぐり塚の説明板がある。
説明文では数を600万とあるけども、今も増えているので現在は690万とも700万ともいわれている。 創設から100年近くもあり歴史ある場所。
奥(画像左側)には広めの駐車場も完備されており安心。
受付で護摩木料を奉納するための費として1人100円を納める
護摩木はのちに鼻ぐり塚にペンと納める場所が用意されております。
また張り子の牛もいただけたので、鼻ぐり塚で感じた事を忘れないようリビングに飾ってます。
受付の向かいに小さな案内板に従い進む
護摩木料を支払い忘れがないことを再確認して進む
境内を少し歩いた先にあった鼻ぐり塚
鼻ぐり塚は横穴式円墳を利用して造形されているらしく、その迫力に圧倒されてしまった
牛のまっすぐな視線に思わず目をそらしてしまいそうになる。
自分の中で命をいただいていることの感謝よりも罪悪感がまさっているのだろうか?
なんとも寂しげな表情にもみえてしまう豚の像。
牛だけじゃなく豚も供養の対象に。
直径10センチほどの青色や黄色のキラキラしているようにも見える。
高さ約4メートル幅30メートルにも及ぶ山になっている。
わかっていたけどその正体は「鼻輪」
この一つ一つが命を頂いた証だと思うと率直に胸が苦しくなる。
山盛りになった鼻輪の塚をぐるっと一周できるようになっており、裏側から見るとより鼻ぐり塚に近いこともあり迫力を感じる。今にも塚から溢れそう
塚に集まる鼻ぐり(鼻輪)は年5千程と年々減っているらしい。
理由としてはそもそも鼻ぐりをしなくなったや、作業の効率化などらしいけども…牛の出荷数が減っている訳ではない。
かつてここでウルトラマンエースの第16話「怪談・牛神男」のロケが行われている。
折角なのでストーリーも調べたら、鼻ぐり塚が関わっているので興味深かった。
集まった鼻ぐり(鼻輪)は毎月の定期的に供養を実施し、さらに春と秋には護摩をたいて大々的に畜魂祭を行っているようだ。
珍スポットとしても有名な鼻ぐり塚だけども、命をいただき、繋いでもらっていることを再確認できる貴重な場所。
色々と考えさせられるけども、感謝は忘れないようにしなければならない。