佐賀県有田町内山地区といえば有田焼が超有名ですが、そんな有田にある変わった神社『陶山神社』がある。
陶山神社は応神天皇を主神とし、建立は万治元年1658年頃だそうです。
そんな陶山神社の変わったポイントは参道を横切る踏切と磁器製でつくられた鳥居。 そんな気になるようなスポットには是非行かねばと訪ねてきた個人的な備忘録となります。
駐車場はあるの? あります。
どーんと構える陶山神社参道の階段。
徒歩ならばこのまま階段をのぼればいいけども…車の場合は?
そんな不安を抱えてる人に道を照らすように、階段下中央部分にはかなり控えめながら駐車場への案内 笑
人気スポットでもあるので対向車には注意しながら道なりに進む。
線路下をくぐり抜けて坂を上がり、参道を横切りながらの駐車場に到着です。駐車場は広く設けられており人気の高さを感じる。 ※画像は帰りに撮影
参道にある遮断機のない踏切
最初の画像の階段を上がると、このような光景が広がる。
参道を歩いてたのにJR九州の佐世保線の線路!?
参道途中に踏み切りがあるのも驚きだけども、逆に本来あるべきものがないのです… それは遮断機
遮断機がなく警報機のみで電車の接近を知らせる”第3種踏切”
そうこうしていると また電車の接近を知らせる警報が鳴り出す。
遮断機が無いだけなのに迫力がスゴイ。 そしてちょい怖い
普段なら電車の撮影をしないだろう人も一緒になって撮影してしまうのも納得。
陶山神社の磁器製鳥居が見たい
踏切から参道を少し進むと途中折れ曲がった階段。 上を見上げると目的の鳥居が見える!
ここからでも青空に白さが際立つ磁器製鳥居が見える。
石の灯篭だけじゃなく、磁器製の灯篭もあるので色合いからも華やかに感じる。
有田町では何度も目撃して、すっかりお馴染みになってきた「陶磁器製の案内」
有田陶磁美術館を訪問したとも陶磁器の案内図見かけた。
階段途中に設置してある陶磁器製の灯篭などが気になりすぎて、休み休み登ってしまう。
ようやく到着した磁器製の鳥居
青空下で見る淡いブルーの唐草模様が美しすぎる。 階段を登ってきた疲れなんて秒で吹き飛んだ
振り返ると登ってきた階段の傾斜に驚く… 帰りが少し憂鬱に笑
明治21年に奉納された「磁器製鳥居」
2020年にも修復作業が行われており、鳥居そのものも箇所により色の輝き方が異なっている。
修復前の神額は一部が割れており、島木や貫も部材が剥がれたりヒビが入っていたようだ。
けども新しく作り直すのではなく綺麗に修復されている所にも匠の技を感じる。
2000年に国の登録有形文化財に指定されてるのも納得できる素晴らしさ
境内には数多くの焼き物が目立つ。
というのも江戸時代から様々な有田焼が奉納され続けているそうだ。
なので境内を見渡すとこっちも
こっちにもと多い。
さすが「やきものの神様」と呼ばれているだけありますね。
磁器製の狛犬まで!
いったいどうやって作ったのでしょうか?
にしても境内に奉納されてる陶磁器が多くて見所が満載です。 年代によって陶磁器の感触も違うのも興味深い
こんな所までも陶磁器。
陶山神社の本殿裏の方へ続く小道があり登っていくと稲荷神社があった。
小道は更に続いており、さらに15分登ったところに陶祖李参平之碑があるようだけども、脚力に自信が無く断念。
あとから知ったけども陶祖李参平之碑には駐車場もあるので車でも行けるようだった。せっかくなら行きたかった…
ここでは全国でも珍しい磁器のお守りを授かる事ができるそうです。
階段の下に社務所があるので階段に自信が無い方でも安心ですし、また陶山神社の公式HPではネットでも、お守りや御朱印を授かることができるようです。