神奈川県横浜市南区には古墳などを無料で見学出来る施設があると知り、前々から行ってみたいと思っていました。
ただ その場所『神奈川県埋蔵文化財センター』は平日と第二土曜日のみの開館という条件があるので先延ばししていましたが、資格免状する場所に近かったこともあり立ち寄ってきた個人的な備忘録となります。
目的地である『神奈川県埋蔵文化財センター』のすぐ隣にあるレトロ感が半端ない建物。
車が停まっているけども、建物そのものを使用しているかは不明。
その建物敷地内にある案内板
塀になんか書いてあると思い近づくと、塀が劣化しているので近づくなという注意書。
塀にもちゃんと”振り仮名”が振ってあるあたりに優しさを感じる。
建物半分が色が違う。半分は補修でもされた跡だろうか?
帰宅後に調べてみると、昭和2年(1927年)の建物で「旧神奈川中央衛生試験所」という事がわかった。けども学がない自分にはバイオハザードに出てきそうだなという感想しかない。
そんな気になる建物の横にある『神奈川県埋蔵文化財センター』
いただいたパンフレットの事業案内に目を通すと
県内の発掘調査による出土品などを適切に収蔵・保管し、これらの公開中具と活用を通じて県民のみなさまの歴史や文化に対する探究心、学習意欲などにこたえるため、さまざまな事業をおこなっています。
建物外観画像をもう一度見てもらうと丸みを帯びた感じで膨らんでいる箇所があると思いますが、古墳が飾られており高まりますね。
綺麗なエントランス。 間隔たっぷりに古墳などが展示してあります。
宮ケ瀬ダムの建設にあたり発見された旧石器時代の炉跡(実物)
正直 エントランスの展示物は少ないな~なんて思っていると3階の資料管理展示室も見学出来るようだ。
その為には事務室で声を掛ける必要があるそうで、コミュ障の自分にはハードルが高い!
テキパキと作業している事務さんに声を掛けると、自分の為に仕事を中断してわざわざ3階まで丁寧に案内してくれました。
3階までは階段なのですが、『ゆっくりで大丈夫ですよ』なんて優しい声掛け。惚れそうになる
3階の資料管理展示室に着くと照明と空調を入れてくださり。 終わったらまた事務所で声を掛けてくださいと去っていきました。
資料管理展示室も広いって事はないけども、一階のエントランスに比べ内容は非常に濃いです。
ここの見学ももちろん無料というのが嬉しいし、何よりも神奈川県内で出土された物ばかりなので、自分が住んでいる近所の出土品などがあるとテンションがあがります。
資料管理展示室は自分1人しかいなくて非常に静か。部屋にある時計の長針が1分毎に大きく鳴るので、小心者の自分はその都度びっくりしてた。
室内には椅子もあるので、じっくり見学する事も出来るね
部屋の隅は無造作に置かれている須恵器
貴重な物だと思うけども、なんかドラクエやゼルダみたいにツボを投げて割ることを連想してしまう。
ここ神奈川県埋蔵文化財センターに来たのならば、勇気をもって事務員さんに声掛けをして3階の資料管理展示室まで来るべし。
以前 訪問したことがある神奈川県逗子市にある「まんだら堂やぐら郡」関連の物も展示されており、訪問した事がある場所が繋がっていくとに面白味を感じてしまう。
なんだかんだで見所も多く全部で1時間近くも見学させていただきました。
ここでは資料展示だけじゃなく、図書室があったり不定期で考古学講座なども開催するなど力を入れているようなので、興味がある方には訪れてみてほしい。