以前 長崎県島原市にあるがまだすドーム(雲仙岳災害記念館)※↓をブログでも綴ったけども、そこから車で3分ぐらいの場所にある土石流被災家屋保存公園
公園の名前から察すること通り、こちらも雲仙普賢岳の噴火に関連する公園です。
営業時間こそあるけども、見学は無料ということなので訪ねてきた個人的な備忘録となります。
目的の土石流被災家屋保存公園は道の駅みずなし本陣ふかえ内ある。
道の駅の土産屋や飲食店は残念ながら終了していたが、駐車場も綺麗でトイレも清潔。
※追記 令和5年4月21日にリニューアルしたという情報あり
駐車場から少し歩くと… 目的の土石流被災家屋保存公園に到着。
ここは平成4年8月に発生した土石流に埋没した家屋を保存している公園です。 看板の人的被害はありませんでしたという文字が少しほっとする。
公園から見る雲仙岳。あの山から水無川を沿うように発生した土石流がここまで流れてきた。
土石流被災家屋保存公園には全部で家屋9棟の家屋が保存されています。
ほとんどが屋外にあるのですが土砂や岩に埋もれてます。 以前は全部で11棟あったようですが、倒壊の恐れから解体されたそうだ。
屋外だけじゃなく大型テント内にも3棟ほど家屋があるが、こちらも自由に見学できます。
自分が訪問した時にはスッタフらしき人も他の観光客は誰もおらず貸し切り状態だけども、なんだか寂しい
日常ではありえない足元にある瓦屋根。家屋は平均約2.8mほど土砂に埋没
立派な一軒家だけども土石流が2階部分にも届いてる…
土石流のスピードはゆっくりだったので、家屋は倒壊せず持ちこたえたが土砂に埋もれた。
もちろん家の中に入ることは出来ないけども、内部にも大量の土砂や岩が侵入。
土石流が発生したさいは、一帯の人達は既に避難勧告を受け避難済み
今公園には9棟が保存されているけども、当時はあたり一帯の家屋は火砕流・土石流に巻き込まれ建物被害は2511棟にも上ったそうだ。
展示されている家屋の一部を除き、ほとんどがこの地域の家屋。
土石流災害の恐ろしさを公園にすることで後世に伝え、防災の重要性を考える事を目的とした公園だそうですけど、その役割は充分に伝わってくる公園。
がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)とはまた違う角度で自然の驚異を知れる場所。