駅としては日本で初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。
耐震補強を行うため、2012年に保存修理工事が始まり2019年に完了。大正時代の創建時の姿が甦ったJR門司港駅
駅を移動手段としてではなく、目的地として訪れて来た個人的な備忘録となります。
福岡県門司港駅周辺を観光するにあたり、今回は小倉駅からゆっくり電車で移動。
電車が到着するたびに人が一気に改札を目指してくる。 だってここは終着駅ですからね。
駅の改札前のホームにある「旅立ちの鐘」・「幸福の泉」・「0哩(ゼロマイル)標」
画像真ん中にあるのが「幸福の泉」
奥にあるのが日本の鉄道開業100周年を記念して設置された九州の鉄道起点を示す「0哩(ゼロマイル)標」
鐘を鳴らしてから、幸せの泉にコインを投げ入れて願い事をするとその願いが叶うと言われており、実際にコインが入ってました。
駅のホームで撮影をしてる間に、他のお客さんは誰もいなくなりました 笑
異国情緒漂うレトロな雰囲気。
奥は案内所があり現役で稼働中。 そりゃ現役の駅ですもんね。
奥には見慣れた自動販売機も用意されているけども、こちらの窓口も雰囲気が良いですね~
今にも稼働しそうなほど綺麗
駅構内には珈琲の良い香りが漂う。
駅中にスタバがあるのは珍しくないと思うけど、ここでは特別に見える。
かつての3等待合室を活用したスタバ。まるでタイムスリップしたかのような場所にある。
訪問した時間も早かったため、店内に勉強しているような人もおらず、優雅にコーヒータイムを楽しめた。
スタバ店内には歴代ロゴのヘッドマークが!
他にも門司港駅の歴史を伝えてくれる写真なども展示されてました。
店内の奥にエレベーターがあったのだけども、何だろうと思いながらも利用せず。
後日調べて知ったけども、2階には「みかど食堂」に通じるエレベーターだったようだ。
門司港駅の外観
門司港駅の2階には、みかど食堂だけじゃなく、旧貴賓室、旧次室、屋根裏が覗ける小窓があり見学出来たようだ。 気づかなった残念
門司港駅前にはバナナの叩き売り発祥の地の記念碑もある
駅構内ではなく、改札を出た所のお手洗い。 その前にある『帰り水』
「戦前の国外旅行者や引き揚げ者が門司に上陸して安堵の思いで喉を潤した事から(誰言うとなく)帰り水と呼ばれるようになった」 と説明があった。 今のように安全が大前提の旅じゃないでしょうからね
さすがにトイレ内部を撮影する訳にもいかないけども、当時は珍しい水洗式トイレだったそうです。
画像はタイルばりの洗面所で、横一列で5人同時に手を洗えますね。 なんか学校を思い出す
戦時中の貴金属提供をまぬがれた大正3年の手水盤「幸運の手水鉢」
だからって 何ですぐに小銭を入れる人がいるんだろう…「幸福の泉」と間違えてるのかな?
蒸気機関車に乗車中 煙で汚れた手や足を洗っていたそうです。
改札からホームを見ると…
ホーム内にベンチなどが一切無い!
個人的にお気に入りの画像、逆光が良い感じに見える。
まぁ~そんな事よりも注目はすべき点は、屋根を支える梁には線路のレールが使われています。
門司港周辺を探索して、すっかり暗くなってから門司港駅に戻ってきましたが、これはこれでレトロな雰囲気が堪らん。 朝と夜では違う雰囲気
アナウンスも自動音声じゃなく、肉声しか聞こえなかったけども それも雰囲気があってよかった。
駅だけを目的として訪れても十分に価値があると思う。