神奈川県川崎市川崎区東扇島にある川崎マリエンを見学してから目指したのが、神奈川県川崎市千鳥町と東扇島を京浜運河の下で結ぶ川崎港海底トンネル。
実は日本で徒歩で渡れる海底トンネルの中・人道の中でも日本最長で片道約15分が目安らしい。
そして日本最長という称号がありながら無料で海底散歩が出来るというので、訪ねてきたという、このブログは誰のためにもならない個人的な備忘録となります。
徒歩で渡れる海底トンネルといえば福岡ー山口間の関門トンネルが有名。 本州と九州を徒歩で渡れるという観光要素もあってメジャーな気がする。

一方で今回訪問する川崎港海底トンネルはトンネル出入口付近には駅なんてないし、まさに工業地帯のど真ん中。 端的に言えば普通は用がないエリアなので、歩行者よりもトラックの数の方が断然多い。

目力が強すぎるポイ捨て監視看板。視線恐怖症の自分は画像を見返すだけでもつらい。

人道入口がある(東扇島側)という東扇島北公園に到着。 大きなトラックばかりの人工島にある公園

自動車用トンネルの間には歩行者用トンネルがあって、全長は約 1.000mもあるらしい。 関門トンネル人道の長さが780mと考えると、関東でお手軽に海底トンネルを歩けると思うとお得すぎ←意味不明w

案内に従い進む。

あった! 川崎港海底トンネル人道入口

世紀末感溢れる「人道入口」の案内。

今から海底トンネルで京浜運河の下を通って反対岸の千鳥町まで行くかと思うとワクワクしてきた。
にしても、けっこう距離あるなぁ~

さあ いざ! 海底散歩とゆう非日常へ。

冒険感というワクワクで歩みだしたけど、手書きの「自転車は降りて下さい」からは悲壮感が漂ってくる。

人道内監視カメラ作動中のアピールが至る所に。
これは安心と思える一方、不届き者が多いという意味でもあるのだろうか…

トンネル内部に設置された自動ドアはトンネル内圧制御の役割もあるようで、内圧により排気ガスの侵入を防ぐらしい。 へぇ~

おおおぉ~
この異世界に続いているような通路… そんな場所に人気もなく一人でいる自分。 人によっては怖く感じるかもしれないけど… た 楽しい。

千切れかかってもなおスロープに設置されている現役のポール。

通路の中央には自転車は降りてくださいの文字が表示

ここが工業地帯であることを示すように、ちょい良い軍手が片側だけ落ちてる。

通路の一定間隔で避難扉が設けられており、扉の向こうからは勢いよく通過していく車両の音を感じられる。

上を見ると点検口らしき物。

「ここは、歩行者専用通路です。自転車は降りて通行してください。」というアナウンスがトンネル内に響く。
自分の他に誰もいなくても、一定の時間毎に無機質に放送が流れる…

そんな放送が流れる中でも、とぼとぼ歩く自分の横を何台かの自転車が通り過ぎていく… あっという間に見えなくなる自転車。 そりゃ楽だよね。

わざわざこんな場所に落書きするなんて…よっぽどやることがない超暇人なんだろうね。
ってあんだけ監視カメラありますアピールされてるのに…

ようやく反対側の出入り口に辿り着いた。同時に謎の達成感がこみ上げてくるw。

階段には雨でもないのにひたすら水が流れていた…

こちら千鳥町側の川崎港海底トンネル人道入口も質素なつくり。 本来約15分ほどの距離らしいけど、それ以上の時間をかけて到着。
自分のように歩いている人はいなかったけど、自転車は4台ぐらい見かけた。 自転車の皆さんは作業着の人が多く、日常的に使用しているのかと思われる。

なんだか怖いけど味がある歩行者専用標識。

土木学会賞受賞記念碑

さすがに引き返すのは面倒なので埠頭内から少し歩いてバスに乗って移動しました。
あ~おもしろかった! また運動がてらにまた来よう。終

