車に疎い自分だけども好きな漫画でもある「イニシャルD」にも登場してくる碓井峠。
そんな碓氷峠を目的地としてではなく、高速道路代を節約するために通り、そこで通称「めがね橋」でも有名な碓氷第三橋梁に寄ってみた個人的な備忘録となります。
碓井峠の入口あたりで撮影した妙義山。 奇岩の荒々しさは見ててあきない。
車を軽井沢方面に向かうと現れてきたのは、観光名所でも有名な碓氷第三橋梁。 峠道を走っていると突如と現れるのでインパクトすごい。
橋梁・隧道は明治26年鉄道開通時にあわせつくられ、明治25年竣工の煉瓦製の美しい4連アーチ橋で橋長91.1m 国指定重要文化財。
橋梁は第2橋梁から第6橋梁までの5基が残っており、すべてが煉瓦造り。 中でもこの第三橋梁が大きく有名なようだ。 少し離れた場所には無料駐車場や公衆トイレなども完備されており、観光にも力を入れているのが伺える。
橋脚部分に近寄ると、たくさんの落書きが赤レンガに彫られている。
日付があるものを見ると自分が生まれる前の物も多かった…いったい何が目的で彫ったのだろうか? きっと何も考えていないから出来る行動なんだろうな
以前 訪問した猿島の壁にも落書きを彫る人がいたことを思い出した。
階段をあがるとめがね橋に行くことが出来るようなので、山ヒル注意の立て看板もありオロオロしながら上を目指す。
橋には既に廃線路は無く、実に歩きやすいようにフラットに整備されている。
上にあがると当然ながら廃線トンネルがあった。こちらの方角に行くと熊ノ平駅跡に行けるようだけども、歩いていくと距離があり大変なようだ。 他の観光客たちは知って知らぬか続々とトンネルに吸い込まれていった。
歩けるトンネル・アプトの道と呼ばれている。 アプトとは路線の設計様式「アプト式」から来てるようで、急こう配でも滑らないよう歯車形レールをかみ合わせていくらしい構造らしい。
川底からの高さが31mあり、眺めは実に気持ちが良い。
下からも撮影している人が多い。
橋には高さ約110センチの手摺が設置されているけども、無理な体制で写真を撮ろうとすると少し怖いかも。 詳細は不明ながら、過去に実際にここから転落して亡くなられている方もいるようなので注意したい。
めがね橋の先にも廃トンネルがある。 この方角にずっと行くと碓氷峠 鉄道文化むら・信越線 横川駅に通じているようだ。
ハイキングコースにもなっているようで、歩いていくと相当な距離まで道があるようなので少しだけ入ってみた。
照明は7:00~18:00までと長い時間照らしてくれるようだ。 かつてここを汽車が通っていたと思うとより幻想的な雰囲気にも感じる。
遠くには違う橋も見えた。 北陸新幹線が開業するまで使われていた信越線新線?
ちょっと軽く寄ってみただけども、迫力ある碓氷第三橋梁。
レトロ感もあることながら約203万個のレンガを手作業で造られた日本最大のレンガ造リアーチ橋を間近で見れるのも感動ものです。
生糸を輸出し外貨獲得をしていた時代。 富岡製糸場から絹を運搬するために整備された長野・群馬ー東京・横浜間での鉄道網。少し歴史を調べるだけでも無料でワクワクできてしまう。
こうして書いているうちにまたいきたくなってきた。