茨城県つくば市にある国立科学博物館筑波実験植物園。
植物の多様性を明らかにする研究と同時に、絶滅危惧植物の収集保全・生物多様性の重要性を社会に発信してくれる植物園。
自分が見た事がないような植物をじっくり見学出来る場所と知り、国立科学博物館筑波実験植物園を訪ねてきた、誰のためにもならない個人的な備忘録となります。
研究・管理棟の方へ間違えて行ったりしたけど、レンタルチャリで到着した筑波実験植物園。
案内図から広いと伝わってくるけど、その敷地は園内14ヘクタールほど。7000種類以上の多種多様な野生植物を植栽し、うち3000種あまりを屋外と温室で常設展示しているそうだ。
みどころ2位の看板に反応する自分。
あきらかに時期がちがうよねw。 でもこうしてポイントを教えてくれるのは素人の自分にはありがたい。
広い園内。 いったいどうやって見学していけばいいのか迷うほど…
とりあえず建物が見えたので目指す。
ちらりと見えるサボテンたちが期待を煽る『サバンナ温室』
入口には引き抜くと世にも恐ろしい悲鳴を上げ、その悲鳴を聞いた人間は死んでしまう。 という言い伝えがあるマンドレイク(別名マンドラゴラ)
映画『ハリーポッター』で見た事ある植物だ。 こうゆう紹介は興味とイメージが湧きやすいので自分にはありがたい。
にしても見た目は普通なのに根はえらい形をしてるのね。
おおぉ~
様々な形をしたサボテン。 そして室内の温度もカラッとして暑い。
これは気分が最高に高まる!
面白いかたちをした植物たち。
ちゃんと植物名などのプレートもあるので、気になる植物はスマホで検索検索。
他に見学したい別施設もあったので急ぎ目で見学予定だったけども、植物名を見てるだけでも楽しい。とまらないw
結局 予定していた次の施設は、ここに夢中になりすぎて間に合わず。
再び屋外に出て移動。
これは枯れてるよね。 ん 待てよ 何か見た事あるような…
自分には同じかわからないけども…似ている。
沖縄県石垣島で見かけた植物を、同じ状態とはいえないけど屋外で見れるとは
次は『熱帯雨林温室』
温度もさることながら湿度もムワっとする環境が再現されている。
そんな環境化で生きている多様な植物がいるんだなと感心。
生き物の力強さなどを考えさせられる。
仮にここに真暗な夜に訪れたら本気で怖いなと考えてしまうほど、植物の密度が濃い。
天井が高いけども、中には天井に到達したため切断したという案内もあった。
凄まじい植物の生命力
上だけじゃなく、下も見下ろせるコースとなっている。 その安全柵にも所狭しと植物の姿。
これだけ種類が多いと職員さんの保守管理の苦労も凄そうだ。
自分が知っているランとは大きく異なる、世界最大のラン。
その大きさは自分の安スマホの画角にはおさまりきれない。
次は『熱帯山地雨林室』
設置されている温湿度計を見ると… この温度と湿度。
ただ見学しているだけなのに身体にこたえてくる暑さ&湿度。 楽しい。
よくわからんけど撮影してしまう魅力がある像
みんな大好きだと思っている食虫植物。
訪問した時は時期じゃなかったのだろうか…いまいち元気がない感じだったけども、数が多くて素晴らしい景色だった。
自分がジャングルにでも迷いこんでしまったような感覚におちいる。
そんな中でも階段ルートなどがあるのが面白い。
そんな園内で本気で驚いたのが緑色のホース。
まじで蛇かと思って驚いた。笑
訪問したときの目玉のひとつだったのが、職員さんの苦労によって日本国内で初めて果実がついたというショクダイオオコンニャク
※ 集合体恐怖症の人は苦手かもしれないです。
な なんじゃこりゃ!
見た目のワイルドさとは裏腹に繊細な植物らしい。
この赤いひとつひとつが果実とのこと。
気になる味は甘いけどもチクチクと棘がささるらしい。 ※実食はもちろん、触るのも禁止
細かい自然環境も再現されている筑波実験植物園。
それ故に園内の広さから死角も多いので、身勝手な気持ちから植物や種などを勝手に持ち出す不届き者もいるようだ。
せっかく自然環境を再現してくれているけども、一部の不届き者により展示方法が変更されてしまうかもしれない。
とても貴重な経験&見学をさせていただいた国立科学博物館筑波実験植物園。
今回の訪問では時間の都合上全部を見きれてないので、是非とも時期を変えて再訪したい植物園・筑波実験植物園となりました。