青森県といえば連想するのが「りんご」
青森県内を移動していると「りんごの木」を見る機会が多いけども、せっかくならば「りんご」の事を知りたいという気持ちを叶えてくれる場所が、青森県黒石市には全国唯一の専門試験場である「青森県りんご試験場」の敷地内に「りんご史料館」としてあるんです。
これはそんな「りんご史料館」を訪ねてきた個人的な備忘録となります。
この建物は昭和6年に英国のイーストモーリング研究所の建築様式を参考に建てられたそうです。
昭和43年の新庁舎完成以降はりんご史料館として利用されてきましたが、老朽化により平成13年に改修済。
館内に入るのは嬉しい無料。 ただ施錠されているので、別建物の総務室で声を掛けて、個人情報などを記入する必要があります。
ワクワクしながらドアを開けると木の温もりが心地よいレトロ洋風館。
展示されている主役の「りんご」はまるで宝石のように輝いている。
館内の展示物にも魅かれるけども、窓から見えるツタも実にイイ感じ。
館内では、りんごの基礎知識・試験場が取り組んでいる研究などから、りんごに関する書籍の図書コーナーなどてんこ盛り。 映像コーナーもあったけど、世界的に流行したアレの影響で見れなかった。仕方ないね
りんごの病気・害虫は、1度でも発生してしまうと広がる被害は死活問題。
そのため明治44年には青森県農事試験場に植物病理係が設置されたのが、りんごの専門的な試験研究の最初らしい。
全国のりんご生産量の約60%を占める日本一のりんご王国である青森県。
品種別生産割合では、「ふじ」が5割、次いで「つがる」「王林」が各1割
りんごの生産量を見ると中国が圧倒的な1位。
がっつり見学していると時間がいくらあっても足りない展示量。
見学をしていると、他の家族も「りんご史料館」にやってきた。
少し話しを伺うと、自分と同様に他県からやってきたようだ。
そりゃアダムとイブが食べた「禁断の実」がりんごという話もあるぐらい、りんご好きは多いですよね。
外観も魅力的だけども、中も非常に魅力ある展示が多かった「りんご史料館」