長崎県長崎市には坂が多いと知っていたが、調べると市街地の約7割もが斜面傾斜地。
そんな斜面傾斜地には多くの住宅地だけじゃなく、多くの観光客が訪れるようなグラバー園などがあり訪れるだけでも一苦労です。
グラバー園を訪れるには大浦天主堂を経由しつつ、坂を上がり辿り着くルートが一般的らしいけども、少しでも楽をする方法はないかと調べてみると、グラバー園の上(第2ゲート)近くまで「グラバースカイロード」という斜行エレベーターを使用すれば楽に移動できるというので、訪ねて利用してきた訪ねてきた個人的な備忘録となります。
こちらは地元の方のみが使用できる斜面移送システム
グラバースカイロードへは路面電車で目指すことに。
グラバー園に行くのならば「大浦天主堂」で下車し、併せて見学する人が多いかと思いますが、今回は次駅であり終着駅の「石橋」を目指します。
長崎駅からだと乗換えが必要やけども、ICカード乗換え(一日乗車券も)にすると追加料金も掛からず楽ちん ※画像の車両は別方向
石橋駅で降りて路地裏の方へ進む… 本当にあっているのだろうか?と夜だから余計に不安になってくる。
徒歩2分ぐらいで到着した平成14年に完成の「グラバースカイロード」
日本で初めて「道路」として位置づけられた斜めに動くエレベータで、地元の方はもちろん観光客の使用も認められている。
料金は嬉しい無料。 ありがたく自分も利用させてもらいます。
路面電車を降りてから一緒だった地元サラリーマンも使用するようなので先に単独で乗ってもらった。
エレベーター内の様子は待っている間にも、外に映し出される安心システム。
戻ってきた斜行エレベーターに初乗車!
あくまで地元の方が優先だと思ってるけど、今回は誰も相乗りがいないため撮影もさせてもらう。
観光客向けだと思われるグラバー園へ降りる階数案内などもあった。
運転時間は午前6時~午後11時30分と通勤・通学にも対応している ※訪問時
エレベーター内の表示を見ると少し斜めになっているのが面白く、そこも案内も斜行していた。
また普通のエレベーターでは見る事のないような、中央部分には手摺が設けられていた。 動作中に揺れを感じる事は無かったけども安全対策のためなんだろうか
これまた普通のエレベーターでは見る事ではない、斜めに進んでいく様子
もはやアトラクションのようにも感じてしまう。
斜行エレベーターで5階まで進み さらに垂直エレベーターに乗換えるのですが途中の展望台からの景色が既に綺麗。 垂直エレベーターを降りると、グラバー園第二ゲートはもうすぐ。
グラバー園の見学を終えたら再び「グラバースカイロード」に戻ってもいいのですが、坂を下るだけの道途中にある大浦天主堂へ。 訪問時間が遅かったので時間外でしたが、人は少なく照明が照らされており(・∀・)イイ!!感じ。
坂が多い街「長崎」暮らしていくには大変そうだけども 、それ以上の魅力がある街。
だからこそ地元の方にとっては斜行エレベーターの存在はありがたい。